2019年11月6日水曜日

PHOTO EXHIBITION BY ATSUSHI SUGIE / LISBOA

こんにちは、スタッフの二宮です。

PHOTO EXHIBITION BY ATSUSHI SUGIE / LISBOA
始まっています。


杉江篤志さんは、
愛知県春日井市生まれ、神奈川県座間市在住。
写真家兼、喫茶業。

2010年11月、タンバリンギャラリーがスタートして間もない頃に、
初めての個展を開いて以来、
タンバリンギャラリーでは2回目の個展となります。







このレクイエムにはレクイエムとしての厳粛さがないと言われれば、
そのとおり、と答えるよりほかはない。
だが、せっかく自分の音楽を奏でるのなら、
大聖堂にふさわしいオルガンなどではなくて、
ポケットにしまっておけるハーモニカ、
さもなくば町なかでも持ち歩ける手まわしオルガンの方がいい、
正直わたしはそう思った。
ドルモン・ジ・アンドラージのように、
わたしは昔から俗っぽい音楽が大好きだから、
こんな風に書くジ・アンドラージの言葉に同感だ。
「僕はヘンデルを友だちに持ちたいとは思わない。
大天使たちの朝の合唱なんてまっぴらだ。
街がはこんできてくれたもの、なんの教訓も残さずに、
ぼくらの命同様、きれいさっぱり消えるもの、それさえあれば充分なのだ」
(アントニオ・タブッキ『レクイエム』まえがきより)

展示の冒頭の文章として、杉江さんはこの言葉を選んで入り口に飾っています。






LISBOAとは、ポルトガル語でリスボンの意味。
今回の写真は2018年の7月にリスボンに旅をした時の写真が
展示されています。
のんびりとしたリスボンの風景、人々の様子を
アナログフィルムで撮影し、現像まで全てご自身で行い、
神奈川県茅ヶ崎の木材屋LOGGER特製の額縁に飾られた作品は、
杉江さんが目にした風景が、写真という形で飾られるまでのストーリーがあり
物としての存在を感じさせます。

杉江さんが写真を撮るときに決めているルールは
対象に気付かれないこと。
自分はそのままの風景を切り取るだけで、
その人たちの生活にはなんの影響も与えない、
自分という存在が干渉しない、ということに気を配っているそうです。

そういうわけで、写真の中には、そのままののんびりした空気が流れており、
見る側は、それを覗き込んでいるかのような気持ちになります。





目にした風景はその時だけのものであり、すぐに消えてしまう瞬間を、
シャッターを切ることでフィルムに焼き付け、
現像して印画紙に浮かび上がらせ、
額装することで物として存在することになる。
その一連の流れやストーリーが杉江さんにとっては大切なことで、
アナログフィルムにこだわる部分でもあるのだそうです。

こういう写真が撮りたい、とか、奇をてらっている部分がまるでなくて、
風景と人物のバランスが、自分にとっていいと思った瞬間を撮り続ける
そのスタイルをずっと続けています。

2010年に初めて個展を開くことになったのは
永井宏氏との出会いも一つのきっかけで、
タンバリンの最後の年に、こうして再び、
同じスタイルで撮り続ける様子を見せてくれたのはとても嬉しく、
永井さんもきっと喜んでいるだろうな、となんだか感慨深く思います。







初日のレセプションパーティでは、杉江さんが用意したポルトガルワインを
おいしく頂きながら、みなさんそれぞれに作品を鑑賞されていました。
杉江さんは初日と、土日に在廊の予定となっております。

日常の中のほっとしたひと時を感じに、
ぜひいらしてください。

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2019年11月5日(火)〜10日(日)
11:00~19:00(最終日は18時まで)

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HAND&SOUL 2019

2019年11月12日(火)〜17日(日)
11:00~19:00(最終日は18時まで)

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