2014年5月28日水曜日

MASCULIN FEMININ/元女博司、まゆみん、早乙女道春

こんにちは、スタッフの二宮です。
MASCULIN FEMININ/元女博司、まゆみん、早乙女道春」展、スタートしています。





イラストレーターとして活躍している、元女博司さん、まゆみんさん、早乙女道春さんは、
それぞれ人物を描くというところに共通点があり、以前より、
一緒に展覧会をできないか、と考えていたところ、今回、実現となりました。


展覧会のタイトルである「MASCULIN FEMININ」は、
ゴダールが1966年に監督した映画「Masculin, fémininから付けたもので、
男性的なイラストを描く早乙女さん=MASCULIN
女性的なイラストを描くまゆみんさん=FEMININ
ふたつをつなぐ、中世的なイラストを描く元女さん
というバランスで会場は成り立っています。







「この季節に合うように、瑞々しい絵を選んでみました。
人がいて、コンフォータブルに佇んでいる風景は、いいよね。」
という早乙女さん。
一連の流れのように作品を見ていると、
記憶の断片が次々に浮かんでくるような心地よさを感じました。








「大切なものを、ひとつひとつ、ふわふわと描いてみました。
時々絵の中にへんてこりんな生き物も出て来たりして、
そういうのも自分の中にいるんです。」
と語るまゆみんさん。
流れるようなラインが美しく、どの絵からも女の子のくちぶえが聞こえてきそうな
チャーミングでうきうきした気持ちになります。





この展覧会のまとめ役である元女さんは、
「マスキュリンな早乙女さん、フェミニンなまゆみんさん、
自分はそのあいだをつなぐような感じですね。」とおっしゃっていました。
「50〜60年代くらいにあった、人が集まって、音楽があって、
なにかが生まれるというような、そういう空気感が好きで、
この場所でも、それぞれの絵が影響し合って、
なにか新しいものが生まれるんじゃないか、と思っています。」

今回、ギャラリーの空間は、360度、ぐるりと絵に囲まれていて、
どこを見渡しても、絵の中に人がいて、ざわざわとした
何かの気配のようなものが漂っています。
オープニングパーティーも盛況で、
元女さんとまゆみんさんのお手製のフードが華やかに
来た方をおもてなししていました。







31日の土曜日には、17時半より

 Special Live& Drawin' for MASCULIN FEMININ
<スペシャルライブ&ドローイング>
Bloodest Saxophone Rhythm Section with Saotome Michiharu
<ブラッデストサキソフォン(リズムセクション)×早乙女道春>

が開催されます。

早乙女さんが毎月第3土曜日(第3土ヨー日)に南青山Red Shoesにて行っている
ライブドローイング with ライブが
ここタンバリンギャラリーでも見られるわけです。
この壁画のような風景が、見られることと思います。




是非、会場にて、生の空気に触れに来てください。
まゆみんさん、早乙女さんは、午後より毎日在廊予定、
元女さんは、初日、土曜日、日曜日に在廊の予定となっています。



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MASCULIN FEMININ/元女博司、まゆみん、早乙女道春

2014/05/27(火)〜06/01(日)
11:00〜19:00(最終日〜18:00)

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JUN IIDA EXHIBITION
Sweet  Room
2014/06/10(火)〜06/22(日)
11:00〜19:00(最終日〜18:00・06/16休み)
 Opening Reception 06/10(火)18:00〜20:00

2014年5月21日水曜日

ギロ個展/GADGET DANCE

こんにちは、スタッフの二宮です。
「ギロ個展/GADGET DANCE」スタートしています。





ギロさんは、
アートディレクター、写真・映像作家、3DCGクリエイターといくつもの顔を持つ、プロのクリエイター。
今回は、「GADGET DANCE(ガジェットダンス)」という言葉をテーマに掲げ、
作りたいイメージをビジュアル化するために、
被写体となるモデルのアートディレクション、写真撮影を手がけ、
時には3DCGを組み込み、「フォトイラストレーション」として、
幻想的な世界を作り出しています。










ガジェットというのは、
「見た目がかわいくシンプルでキャッチーな印象を与える、手軽に遊べるおもちゃのようなもの。
だけど、機能は本格的なもの。」
「ガジェットっていうものをうまく取り入れて、生活を楽しくしよう。ということを提案したいんです。」とギロさんは熱く語られます。







ギロさんの「フォトイラストレーション」も
クールだったりビューティーだったり、
セクシー、ファンタジック、スペーシーと、
見たときに受ける印象はとてもシンプルでありながら、
被写体にプロのショーダンサーやトップレベルのストリートダンサー、
俳優やモデルなど身体的表現のプロフェッショナルな人たちを起用して、
彼女らを本格的な「ガジェットダンサー」として、表現しています。


来た方にも、ガジェットを体験していただきたい、ということで

KORG volca bassとvolca beats (TB303とTR808へのオマージュ的アナログシンセ)、
KORG コンパクト 電子ドラム パーカッション・シンセサイザー WAVEDRUM Mini、
「恋人同士の愛情の深さ」を測定する玩具として任天堂が1969年に発売した
「LOVE TESTER」など、ギロさんの絶賛するガジェットで
自由に遊べるようなコーナーもあります。





「あらゆるものが、ハイスペック、ハイエンドへ向かおうとする傾向にある今、

もう少しダウンサイジングした、手軽で身近で遊び心のあるガジェットのような存在が必要で、
そこには楽しく新しい発想を生み出す可能性を秘めていると思うんですよ」と熱く語るギロさん。
レセプションパーティーには「リアルガジェット」である
ダンサーやボイスパフォーマーの本格的なショーもあり、華やかな幕開けとなりました。





「フォトイラストレーション」中の「ガジェットダンサー」が動き出す映像も
今後追加される予定です。
その他、ガジェットのセッションなどもその場で生まれるかもしれません。

会期中は、ギャラリー内がガジェットのような、
遊び心あふれる会場になるのではないかと思います。

是非、ガジェット体験しにいらしてください。


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2014/05/20(火)~05/25(日)
11:00~19:00(最終日〜18:00)


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MASCULIN FEMININ/元女博司、まゆみん、早乙女道春

2014/05/27(火)〜06/01(日)
11:00〜19:00(最終日〜18:00)


2014年5月14日水曜日

山形潔香 / Passion

こんにちは、スタッフの二宮です。
「山形潔香 / Passion」展がスタートしています。





山形潔香さんは、
小さい頃から絵を描くことを小さな秘密にして、描き続けていました。
それはあまりに日常的なことだったので、
人前で発表するという発想がなかったそうです。
5年前に、知人の方に、発表した方がいいと勧められるまでは。





山形さんの描く絵のなかには、
明るい色も暗い色も混ざっていて、
出て来る男の子とも女の子ともとれる人物の表情は、
微笑んでいるようでも、困惑しているようでもあります。
絵を描くときのインスピレーションは全て現実に起こったことで、
それがすぐに出てくることもあるし、
ワインのように長い時間をかけて熟成されて出てくることもあるそう。




「passionっていうのは、いろんな感情があって
 プラスのことも、マイナスのことも、
 自分の感情も誰かの感情もまざっていて、
 いろんな出来事から影響を受けて生まれた、
 情念みたいなものかな」

「絶望的なことがあっても、それはいずれ希望に変わると思うから。
 うーん、あまり深く考えてないのかも…笑」

と笑う山形さんは、どんなことでも力に変えることが出来る
ポジティブなパワーの持ち主のように感じました。






山形さんは、毎日午後から在廊予定です。
NYやヨーロッパのギャラリーやアートフェアで作品を展示していることもあり、
アートに対する外国と日本の考え方の違いなど、
さまざまな話を興味深くしてくださいます。
18(日)まで。是非お越しください。

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2014/05/13(火)〜 05/18(日) 
11:00~19:00(最終日~18:00)

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2014/05/20(火)~05/25(日)
11:00~19:00(最終日〜18:00)

2014年5月7日水曜日

Anywhere Out of the World/EXHIBITION for FALL/WINTER 2014/2015

こんにちは、スタッフの二宮です。

Anywhere Out of the World
EXHIBITION for 2014/2015 FALL/WINTER

前田企画室主催のアパレルブランド、
Anywhere Out of the World」2014/2015年秋冬物の展示会が
行われています。





「Anywhere Out of the World」

何事にも縛られず、自由に生きている人へ、

長く着て頂いて風合いが出る事。

長く着て頂く為に丈夫である事。

そしてホンの少し、a la mode (ア.ラ.モード) に昇華する事。

を服作りの理念とし、(プロフィールより)
メンズを中心に展開しています。






代表の前田さんは、多摩美術大学でテキスタイルや織りを学んだということもあり、
一点一点の説明を聞いていると、生地そのものへ対する愛着をとても感じます。










ウールジャージの素材を、TPS縫製といって、
布同士を重ねず、つき合わせた状態で縫うという最新の技術で
仕立てられたジャケットはとてもフラットな仕上がりで、
余分な布がないため軽く、着てみるとフィット感があるのだとか。
製品染め(シャツなどの製品になった状態で染める)をしたものの柔らかい質感や、
ピンタックの仕立て具合によって現れる立体感の迫力など、
一見シンプルに見えるシャツやジャケットも、
とても奥が深いです。







「このシャツは徳島の藍で、20回近く染めてあるんですよ。
この先生に染めを頼むとこんな風にムラが出来てワイルドに仕上がるんです。
おもしろいでしょう?」と前田さん。

深い藍、鮮やかな藍、くすんだ藍と、同じ藍でも全然違う仕上がりに
驚きました。

染めの話からオススメの洗剤の話まで、
気さくな前田さんとのお話もとても楽しいです。




Anywhere out of the worldの意味について聞いてみたところ、
「ボードレールが亡くなってから陽の目を見た散文集『パリの憂鬱』の中に
納められている「Anywhere out of the world」から付けたんですよ。
暗い詩なのだけど、響きがいいなと思って。」

「Anywhere out of the world」世界の外のどこか。世界の外のどこへでも。
といった意味。

現在、「Anywhere out of the world」の商品が買えるのは、
代官山OKURA
青山H.P. FRANCE/DECOdeBONAIRなど。
今展では、一般のお客様も、オーダーできますので、
風合いを目で肌で確かめに、是非。

5/10(土)には17時よりレセプションパーティーがあり、
こちらもどなたでもお越しいただけます。

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2014/05/06(火)〜05/11(日)
11:00〜19:00(最終日〜17:00)


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2014/05/13(火)〜 05/18(日) 
11:00~19:00(最終日~18:00)