2016年3月31日木曜日

原優子/きまぐれ ぽけっと

こんにちは、スタッフの二宮です。

「原優子/きまぐれ ぽけっと」始まっています。



原優子さんは、2014年2015年と引き続き
タンバリンギャラリーでは3回目の個展開催となります。
今展のタイトルは「きまぐれ ぽけっと」
ポケットをつけた動物たちが、ギャラリーを賑わせています。








作られるぬいぐるみには、ひとつひとつ表情がありポーズも様々で、
じっと見ているとその子の性格まで、想像がふくらんでいきます。
布の選び方も絶妙で、原さんが日々集めている布が、
作品にぴったりな状態であてがわれています。
「もう、表情から、布、縫い方、小物、全部がかわいい…!
 かわいいしか言葉がでてこない…!」と初日に、興奮気味におっしゃる方も見受けられました。







小物類まで、すべて原さんの手作りですが、
お仕事の中で、大きなテディベアや、
腰の高さくらいまであるぬいぐるみを作る事もあるそうで、
そんなときは、針金で骨組みを作るところから始まり、
ときどき、わたしって何屋さんだったかな、、と思う事もあるそうです。
普遍的な可愛さと、すきのないクオリティの高さに、
プロフェッショナルを感じます。








ポケットの中にはビスケットがひとつ♪
の歌にちなんで、
ポケット柄のパッケージに入ったビスケット(原さんのお姉さま作)も
とっても優しい味で販売しています。次回の入荷予定は4/2(土)

また、土曜日には、 ポケットに入る「ポケットベア」制作の
ワークショップも開催されます。

04/02(土)13:00〜15:00
定員/5名 
場所/タンバリンギャラリー
参加費/2700円
持ち物/特に無し

お問合せは原優子さんホームページよりお願いします。







今週に入って、一気にあたたかくなり春の訪れを感じるようになりました。

ギャラリーの中も、春らんまんです。
人が入れる大きなポケットも用意してありますので、ぜひすっぽり入って
記念撮影していかれてくださいね。
原さんは、土日に在廊の予定となっています。

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原優子『きまぐれ ぽけっと』

2016/03/29日(火)~04/03(日)
11:00~19:00(最終日〜18:00)

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2016/04/05(火)〜04/10(日)
11:00〜19:00(最終日〜18:00)

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2016年3月23日水曜日

岡村祥男 イラストレーション展 「 LOG: 夏のぼうけん 」

こんにちは、スタッフの二宮です。


岡村祥男 イラストレーション展 「 LOG: 夏のぼうけん 」始まっています。



岡村さんが前回、「夏のとびら」というタイトルで個展を開いてから4年後。
「夏のとびら」で生まれたキャラクターや物語の種のようなものが派生し、
「夏のぼうけん」として、今回戻ってきました。

お話を連想させるような長いタイトルが、作品ひとつひとつに付けられ、
アクリル絵の具のあたたかな色彩で、物語が描かれています。









普段は、東京と大阪を飛行機で行き来することの多い岡村さん。
飛行機から見える外の世界に、
海の無い世界だけど、雲が海にみえることがあってそれがおもしろいな、
と思ったのだそうです。
イカやフグ、クジラに似た乗り物が、雲の海を泳ぐように飛んで行きます。

ストーリーに対して
「自分で考えたていう感じがうすいんですよ。すーって降りて来たような感じで。」
と岡村さんは言います。
ほどよく肩の力のぬけた丸みを帯びたフォルム、やわらかな色彩に心をほだされ、
作者自身が描きながらも、物語の中で冒険をしているような
楽しさを感じました。





さて、会場を一周まわって、最後にしかけがひとつあります。

個展タイトルにも付いている「LOG」はログイン/ログアウトの意味であり、そして、船長の公開日誌の意味を持つ、ダブルミーニング。つかの間の、冒険旅行を楽しんではいかがでしょうか。立体イラストレーション作家の町田七音さん制作の、
キャラクターのフィギュアも
とてもかわいいです。




岡村さんは、毎日在廊の予定です。
デザイナーの秋山菜津美さんとともに制作したA4ポスターは
Take Freeとのことですので、旅のおみやげに、ぜひどうぞ。


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岡村祥男 イラストレーション展 「 LOG: 夏のぼうけん 」



2016/03/22(火)~03/27(日)
11:00~19:00(最終日~18:00)

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原優子『きまぐれ ぽけっと』
2016/03/29日(火)~04/03(日)11:00~19:00(最終日〜18:00)

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2016年3月16日水曜日

GROUP EXHIBITION ニューレトロ

こんにちは、スタッフの二宮です。

GROUP EXHIBITION ニューレトロ」始まっています。





4人によるグループショウです。
山本さんが発起人、またキュレーターとなり集めたメンバーは、
イラストレーションやアニメーションの制作を行う
全員1990年代生まれのニューカマーです。








既視感と未視感が混在する表現。
 過去への共感や反感を意図、あるいは意図せずにアウトプットした
 四人の作品は新しくも懐かしい時代のムードを纏う。
 本展により貴方は過去と現在の美意識を行き来するだろう。
 その新たな感覚を僕らは「ニューレトロ」と呼ぶことにした。」
DMより。






純粋に作品のファンで、自分が見たいと思える展示をしたかった
という山本さんが集めたメンバーは、
結果的にどこかしら「レトロ」的だという共通項があったようです。

 ふとんのようなマシュマロのような分厚いものから離脱し浮遊していく、
心地よい空気感のあるアニメーションを制作した芳賀さんは、
「もともと古いものが好きで、いつも目にとまるものだったりします。」
と言い、

気になった風景、物体をきちんと描き込んだカラーの作品と、
スケッチを拡大し転写したモノクロの作品を展示している南田さんは、
「絵の描き方が、オールドスクールであったり、クラシック的だと
よく言われるのでその部分がレトロなのかもしれません。」と言います。

80年代のテレビアニメでよく見られた、CMに入る前のジングル的な短いアニメーションを
制作した永井さんは、
「登場人物の関係性がこれを見るだけですぐにわかる」というところに注目し、
普段の作品とは全く異なるテイストでの今回の表現をしています。

一番わかりやすく「レトロ」的である山本さんの描く女性は、
艶っぽい唇に大きな瞳、太い眉毛や細い体で、エアブラシのようなぼかし感で
デジタルで描かれています。
懐かしいけれど見た事のないような違和感に新しさを感じます。

4人をまとめて「ニューレトロ」と呼ぶことに、一見違和感を覚えるかもしれませんが、
そこには、インスピレーション元がレトロであったり、
表現方法がレトロ、趣味志向がレトロ、
物事の本質へ向かうためのレトロであるなど、様々な捉え方のレトロが存在しています。

時代の感覚は世代によって変わりますが、
古いものが新しく、新しいと思っていたものが古く、
その行き来によってまた新しいものが生まれる、循環していく様子は
とても興味深いです。





「ニューレトロの解釈は人それぞれで良いと思います。」と山本さんは言います。
様々な見方で、多くの方に見て頂きたい展示です。
是非お運びください。

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2016/03/15(火)〜03/20(日)
11:00〜19:00(最終日〜18:00)

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岡村祥男 イラストレーション展 「 LOG: 夏のぼうけん 」2016/03/22(火)~03/27(日)11:00~19:00(最終日~18:00)

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2016年3月9日水曜日

Ninomiya Sawako meets[PEOPLE OF KALAHANDI]

こんにちは、スタッフの二宮です。

Ninomiya Sawako meetsPEOPLE OF KALAHANDI
始まっています。




今展は、刺繍アーティストとして活動している二宮佐和子
2015年12月にインド東南部のオリッサ州カラハンディー Lebed村にて、
体験して来たこと、見て来たもの、それを受けて制作したものを発表する
展覧会となっております。







インドの東南部、オリッサ州のカラハンディ、LEBED村。
そこはデリーより飛行機で2時間、夜行列車で5時間、車で40分でたどり着ける、
ビジネスビザがないと行くことの出来ない小さな村です。
わたしはそこへ、刺繍を教える先生として、2015年の12月に初めて訪れました。
教える相手は、17才くらいの、村の女性たち。
普段は家のお手伝いなどをしていて、学校にはいっておらず、
刺繍もあまりやったことのない人たちでした。
そこで、2日間にわたって、わたしのデザインした絵柄を
日本から持って行った洋服に刺繍をする、というプログラムを行い、
そこで完成したものを、日本へ持ち帰り、今展にて初めて、展示と販売を行うこととなりました。







このプロジェクト「STITCH BY STITCH PROJECT」は、
女性たちが刺繍の技術を身につけて、それを仕事にしていけることを目指したもので、
神戸にある(株)フェリシモ haco! が母体となっています。
2015年12月にスタートし、現在は、このプロジェクトのパートナーである
現地NPOのチェトナオーガニックの協力のもと、ネットを通じて、

村の女性たちに課題を与え、刺繍したものをこちらでチェックしてコメントを入れて返す、という通信教育のようなことを続けています。
そして一年に一度はまた村へ出向いて、女性たちと直接ふれあいたいと思っています。








村の女性たちのつくった16枚の刺繍作品は、
同じ絵柄を刺繍していても、その針の運び方で表情が違っていたり
色使いが斬新だったり、どれもとても個性的です。
つくった人ひとりひとりの顔写真、名前、特徴などと一緒に紹介しています。
気になるお洋服があったら、ぜひ手にとって、また気軽に試着されてみてください。

この「STITCH BY STITCH PROJECT」はもともと、
オーガニックコットン製品を基金付きで販売し、
インドの綿農家さんの有機農法への転換支援とその子どもたちの就学支援をおこなっている
PEACE BY PEACE COTTON PROJECT 」から生まれました。
このプロジェクトに関わっているオーガビッツさんのから提供で、
たくさんの綿花とふれあえるコーナーもあります。
とってもふかふかして、まるで生き物のようです。
また、Peace by Peace  スクールコットンプロジェクトにて、
日本の小学校と交流しているインドの小学生が描いた絵は、
一点一点見入ってしまうほど個性が爆発していて、
嫉妬してしまうくらい、素晴らしいです。







当初は、村のことを紹介したい、このプロジェクトを知ってもらいたい
という思いでこの展覧会を企画しましたが、
次第に、そこでわたしが得たもの、感じたこともなにか形にしたいという想いが強くなり、
わたし自身も作品をつくりました。
作品の内部には糸になる手前の段階、うどんのような状態になった
ふわっふわの綿花がベッドみたいに敷き詰められてますので、
ぜひお入りいただいて、ゴロゴロしてみてください。









いろいろとお話したいこと、伝えたいことがたくさんあります。
わたしは毎日午後からギャラリーに出向いていますので、
ぜひお時間ありましたら、足をお運びください。

3/12(土)には15時からフェリシモの徳重正恵さんをインタビュアーに迎え、
このプロジェクトについて、インドでのことについて、いろいろとお話する
トークイベントを開催しますので、こちらもお気軽にどうぞ。
余力があったら、チャイもまた作ろうかな。

FACEBOOKページもあります。
こちらで活動の内容もご覧いただけますので、
よかったら「いいね!」してみてください。

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Ninomiya Sawako meets[PEOPLE OF KALAHANDI]
2016/03/08(火)~03/13(日)
11:00~19:00(最終日〜18:00)

<イベント>
3/12(土)15:00~ 

Talk about PEOPLE OF KALAHAND」
二宮佐和子によるトークイベント Interview by FELISSIMO / 徳重正恵

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NEXT EXHIBITION>>

山本卓実/芳賀あきな/南田真吾/永井麻央

2016/03/15(火)〜03/20(日)
11:00〜19:00(最終日〜18:00)

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