2014年11月25日火曜日

クリスマスのしたく 展

こんにちは、スタッフの二宮です。

「クリスマスのしたく」展、始まっています。





「クリスマスのしたく」展は、
 相野谷由起さん / 青木くるみさん / 河本徹朗さん
 城谷俊也さん / 田中ひろみさん / 谷村あかねさん
 山本祐司さん / 吉澤つぐみさん / 吉田利一さんの
9名によるグループ展です。

昨年の8月、夏の終わりの時期に「いろ鳥DORI」展という、
鳥にまつわるグループ展を行ったメンバーを少し入れ替えて、
今回は、ちょっとせっかちな9人のサンタが、クリスマスの1ヶ月前
タンバリンギャラリーに集まり、したくを始めました。(HP文章より)









参加作家は、個展歴、受賞歴、お仕事歴多数の、ベテランのイラストレーターの方々。
活動初期からの知り合いだったり、どこかでつながっていたりと、
長く活動を続けていく中でうまれた関係で成り立っています。










表現方法も作品のカラーも、それぞれに世界は確立されています。
「クリスマスの贈り物を見つけられるような展覧会になるといいです。」と
メンバーの方は言います。
絵画、絵本、オーナメント、人形、こけし、バッチやポストカードと
大きなものから小さなものまで、いろいろなものが揃っており、
一部をのぞいてお買い求め頂けます。







初日にも、朝から多くの方がいらっしゃいました。
リーダーの吉田さん云く「次回はハロウィーンかな!」と
こんな風に、定期的に集まってはそれぞれの活動を発表し、
またそれによって人の集まる場所ができることは、素敵なことだなと思いました。






11月の終わり頃、
クリスマスには少し早い?ような気もするけれど、
街はイルミネーションの灯りで彩られ、
遠くから鈴の音も聞こえてくるようになりました。
そろそろしたくを始めても、いい頃かもしれません。
29日の土曜日には17時よりクリスマスパーティーが行われます。
ライブペインティングやくるくる紙芝居など、賑やかな一日になりそうです。
ぜひ、うきうきした気持ちを持って、遊びにいらしてください。

作家さんも、会期中は午後より多数在廊の予定です。


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 相野谷由起 / 青木くるみ / 河本徹朗
 城谷俊也 / 田中ひろみ / 谷村あかね
 山本祐司 / 吉澤つぐみ / 吉田利一
         
2014/11/25(火)~11/30(日)
11:00~19:00 (最終日〜18:00)
   11/29(土)クリスマスパーティー 17:00〜 
         くるくる紙芝居 田中ひろみ
         ライブペインティング相野谷由起
         ハーブ ギター演奏ani×ume

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myao uninen solo Exhibition

2014/12/02(火)〜12/07(日)
11:00〜19:00(最終日〜18:00)

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2014年11月18日火曜日

きもちいいやつら/高級巾着気持良良

こんにちは、スタッフの二宮です。

「きもちいいやつら/高級巾着気持良良」始まっています。





きもちいいやつらとは、まる・みね・なつこ、による3人組ユニット。
2010年に結成以来、タンバリンギャラリーにて年に1度の展覧会を開き、
今年で4回目の開催となります。
部屋」「人間ウォッチング」「映画と毎回、
彼女達の中で巻き起こるブームをテーマにしており、
今年やってきたブームは「巾着」でした。








「巾着を額に入れて飾りたい。って思ったんです。」とみねさん。
重厚感のある額に額装された高級巾着が、壁に並ぶ様は美術館さながらです。

『サーカス』『指揮者』『パン』『佐々木さん』…
3人なりのセンスで決められたタイトルに沿って、巾着に絵を施す最適な技法として、
ひとつの巾着に、3人がそれぞれに絵柄を刺繍しています。
時々、合宿をしながら、あとは、個人での作業で、作品を仕上げていきます。

「刺繍が出来上がってくるまでどういうものをお互いが作るかわからないんですよ。
 いきなり絵柄のサイズを間違えていたり、思いもよらないものを作ってきたり…」

と、それぞれにゆだねつつも、その意外性も楽しんでいるようです。








「きもちいいやつらは、遊びを本気で取り組んでいますよね」と話すと

「それがわたしたちのコンセプトなんです」と3人は言います。

なのでその活動は自由奔放、正解も不正解もなく、やりたいことをやる、
というとてもシンプルなもので、
それでも、きちんと発表の場ということを考えて、
見せ方の工夫をしているところに、彼女たちのきもちよさを感じました。






3人でひとつの巾着を仕上げているものと他に、
みねさん、なつこ(高間菜津子)さんそれぞれの巾着があり、
個人でも刺繍作家として活動しているまる(まるやまあさみ)さんの
作業員シリーズの新作もあります。

年に1度開催しているきもちいいやつらの展覧会も、
メンバーの様々な事情もあり、来年はいったんお休みとなるそうです。
それぞれの人生の中で、それぞれのやり方で創作をしながら、
また時期が来たら3人は集合して、その時のブームをお披露目する。
そういうやり方もひとつとしてあるのだなあと思うと、
「表現するのは誰にでもできる」ということを常々言っていた
タンバリンギャラリーの創始者である永井宏氏の言葉を思い出し、
表現の仕方も、タイミングも、考え方も、まったく自由に
それぞれのやり方でやればいいし、そのひとつのケースとして、
きもちいいやつらの活動は、とてもきもちのいいものだと感じました。










さて、お揃いの高級巾着気持良良割烹着できめているきもちいいやつらは、
ほぼ毎日、時々3人揃わないときもありつつですが、在廊します。
撮影コーナーや、お土産巾着、刺繍の絵柄がプリントされたワッペンなどの
販売もありますので、あわせてお楽しみください。







ワッペンはその場で彼女たちが付けてくれます。
お洋服に付けたり、巾着に付けたり、
みなさんそれぞれに、わいわいと楽しそうです。


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2014/11/18(火)〜11/23(日)
11:00〜19:00(最終日〜18:00)

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 相野谷由起 / 青木くるみ / 河本徹朗
 城谷俊也 / 田中ひろみ / 谷村あかね
 山本祐司 / 吉澤つぐみ / 吉田利一
         
2014/11/25(火)~11/30(日)
11:00~19:00 (最終日〜18:00)
   11/29(土)クリスマスパーティー 17:00〜 
         くるくる紙芝居 田中ひろみ
         ライブペインティング相野谷由起
         ハーブ ギター演奏ani×ume

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2014年11月11日火曜日

鈴木紗穂 / いろてがみ

こんにちは、スタッフの二宮です。

鈴木紗穂 / いろてがみ、始まっています。





鈴木紗穂さんは、フリーランスのイラストレーター。
タンバリンギャラリーでは2年ぶりの個展となります。












淡く柔らかい線の重なりと余白で構成された絵は、
すべて色鉛筆とシャープペンシルで描かれています。

動物の毛並みが、
血液の流れのようでもあり、筋肉の筋のようでもあり、
風や空気を感じたり、森のざわめきだったり。
軽やかに見えたり、力強く見えたり、
見る程にいろいろな感覚を覚えます。


鈴木さんが今のスタイルで描くようになったのは、今年に入ってから。
それまでも、色鉛筆で描いていましたが、もう少し違うタイプの絵でした。

「今年に入って、どこか抜けた感じがあって、
 やっと、気持ちよく描けるようになりました。
 それまでは、ちょっと変わった感じがいいのかな、とか
 毒のある感じとか、ねらって描いている部分があって、
 それがすごくいやだったんです。すごく悩んでました。」


悩んでいるときも、
身近な人、尊敬する人、信頼をおける人、先輩、先生、
いろんな人のアドバイスを聞いて、自分なりに解釈し、
取り入れて試しながら、自分の中で確認しながら、
本当に描きたいもの、表現したい感じを模索していたそうです。
何度も、やめようと思ったときもあったとか。










鈴木さんは、2012年10月にタンバリンギャラリーで初めての個展を開いています。
そのときのことを話していると、

「自分の描いて来たものを並べて見てくださいっ!という感じで展示して、
 そのときは一生懸命だったんだけど、いま思うと とても恥ずかしい、、
 若かったんですね。。」
という鈴木さん。

きっと、その恥ずかしい、があるから、いまにたどり着いたんだと思います。
色鉛筆で、ずっと自分の表現と向き合いながら描き続けて来たからこそ、
抜けられたのだなぁと、展示を見ながら思いました。






今回は、ひとつひとつ手作りの、ピアスとブローチも、数量限定で販売しています。
こちらは、早い者がち、ですので、お早めにどうぞ。






鈴木さんは、毎日、終日在廊の予定。
15日土曜日には、アートワークを手がけられた、
ウクレレとガットギターのフォークデュオヤマモトダ」のミニライブもあります。
15:00〜と17:00〜(各回30分)です。こちらもご都合よろしければ、ぜひ。

淡い色彩と繊細な線は、写真では伝えきれないものがあります。
ぜひ、会場で近づいたり離れたりしながら、ご覧ください。
常に自分と向き合い描き続けている鈴木さんは留まることなく、
きっとこれからも変化していくのだと思います。
どんな風に表現が広がっていくのか、とても楽しみです。



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いろてがみ

鈴木紗穂 個展

2014/11/11(火)〜11/16(日)

11:00〜19:00(最終日〜18:00)

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きもちいいやつら / 高級巾着気持良良

2014/11/18(火)〜11/23(日)

11:00〜19:00(最終日〜18:00)
 お披露目パーティ 11/18(火)18:00〜20:00

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2014年11月4日火曜日

鈴木千佳子 / メゾンブーケ

こんにちは、スタッフの二宮です。


「鈴木千佳子 メゾンブーケ」、始まっています。





鈴木千佳子さんは、イラストレーターであり、デザイナー。
アートディレクター、デザイナー、イラストレーターである寄藤文平さんの主宰する
文平銀座」に所属し、イラストレーションやデザインの仕事に携わっています。

今回の個展では、
職場のある外苑前から、お住まいの青山一丁目、千駄ヶ谷方面まで、
鈴木さんが普段目にする日常の風景が描かれています。







「このあたりを歩くのは、徹夜明けの朝7~8時頃や、休日のさんぽの時です。
 歩いてて、好きだなって思うところを写真に撮りためてて、そこを描きました。」
と、描かれるのはすべて、植物のある日常風景。

塀の隙間から生えて来る草花、ひしめきあう鉢植え、もりもりの植え込み、
無造作に植えられたであろう花壇、
敷地に収まりきらないあふれんばかりの草、花、蔦、葉っぱ。

それらが万年筆で、限られた色で、丁寧に綿密に描かれています。








『メゾンブーケは、千駄ヶ谷の鳩森八幡神社のすぐそば。
 築40年は経っていそうな、7階建てマンションで、外壁は緑のタイル貼り。
 私の好きな庭のひとつが、そこにある。
 庭と言っても、ほんとうに小さな、花壇のようなもの。』







来た方に、自由に持って帰っていただきたい、ということで
会場で配布している「メゾンブーケおさんぽMAP」には、
鈴木さんのエッセイもおさめられていて、さんぽの様子が伺えます。

「普段、いつも歩いていて、頭のはしっこに残っていた風景を絵におこしてみると、
 ぼんやり歩くことの気分のよさを、また思い出して、
 いいものだなと思いました。」

と入り口入ってすぐの挨拶文にあるように、
鈴木さんの絵をみていると、さんぽっていいものだな、と思い、
つい外に出たくなりました。この辺りをさんぽして、
わたしも実際の「メゾンブーケ」を見に行ったり。


朝、駅からの道のりで、
草木の生い茂る遊歩道だったところに塀ができていて、
工事中の看板が立ち、地面が掘り起こされているのを横目で見ながら、
心がカサカサしながらギャラリーに到着すると、
扉を開けた瞬間に、
たくさんの植物、名のない草花が目に飛び込んで来て
なんだかほっとしました。

人の心にあるものは、誰の手によっても消せないし、
大げさかもしれないけれど、鈴木さんの絵によって
このあたりの草花は守られた、と思うと、
絵に残ることにほっとしました。







鈴木さんのスケッチが集められたBOOK、お仕事で描いたMAP、
そのMAPがおさめられデザインも手がけられた
「世界のともだち」シリーズの本(偕成社)、
どれもとても丁寧な作りです。
その丁寧さは、鈴木さんのすべてに共通しているように感じました。

ぜひ立ち寄って、絵に近づいて、本を手に取って見てください。
鈴木さんは、土日在廊の予定で、
平日も来られるタイミングで覗きに来ます、とのことです。

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2014/11/04(火)~11/09(日)
11:00~19:00(最終日~18:00)


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NEXT EXHIBITION>>

2014/11/11(火)〜11/16(日)
11:00〜19:00(最終日〜18:00)

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