2015年12月16日水曜日

TAMBOURIN GALLERY presents FANTASTIC DAYS 2015

こんにちは、スタッフの二宮です。

「TAMBOURIN GALLERY presents  FANTASTIC DAYS 2015」
始まってます。





毎年、一年の終わりのこの季節に開催している、
タンバリンをキャンバスにさまざまな作家が表現するFANTASTIC DAYSは、
ギャラリーがスタートした2010年より始まり、今年で6回目となります。
今年は過去最多の101組の作家が参加しています。


青山タルト あずみ虫 足立拓人 atsuko nakata 新井淳夫 
アレッサンドロ・ビオレッティ 安齋肇 飯田淳 いしい なおこ 
石橋淳一 イズミタカヒト 井筒啓之 井筒りつこ いとう瞳
伊野孝行 上田三根子 牛木匡憲 榎本マリコ 大社優子 小笠原徹 
おがたりこ 岡村祥男 海道建太 楓真知子 河村朋美 管弘志 
北沢夕芸 北住ユキ 北村佳奈 木村直人 きゃねこ ギロ 
ケッソクヒデキ 小池アミイゴ Kousuke Shimizu conix 
サイトウユウスケ 酒井賢司 佐瀬麻友子 SALOTEZUMO 
椎木彩子 白根ゆたんぽ スガミカ 須川まきこ 鈴木紗穂 
鈴木理子 竹内みか 竹上妙 竹下昇平 竹浪音羽 谷口シロウ 
谷奈津美 谷端実 SO SEA tamai emiko Chieko Hara(chienoix) 
tupera tupera ツルモトマイ 寺門孝之 トキタシオン 戸屋ちかこ 
とんぼせんせい 中上あゆみ 長嶋五郎(ゴンゴン) 中村菜都子 
中谷日出 鳴海テヨナ 二宮佐和子 花モト・トモコ 原田響 原優子 
handmade kind 氷見こずえ 平澤一平 平林義男 保立葉菜 
マグマジャイアンツ 益田ミリ ますやま理人 マダジュンコ 真舘嘉浩 
町田七音 松井有希 松本康孝 まゆみん まるやまあさみ 水沢そら 
水野健一郎 ミナミタエコ 南田真吾 宮嶋結香 森田MiW YAJ 柳原パト 
山口マサル 山下以登 山田博之 山福朱実 YOSHiNOBU 頼ユウコ 
レオナルド藤井 若林夏                         
[50音順・敬称略]











手法も表現内容も様々なタンバリン作品は、毎年ながらに見応えがあります。
小さな丸いタンバリンのなかで密に表現された世界は、ひとつひとつ物語があり、
それが101通りあるわけですから、
ひとつひとつ見ていくのに、たっぷりとした時間が必要です。
また、見るごとに発見があり、何度もぐるぐるしながら見てしまいます。






夏のロバミュージアム、冬のFANTASTIC DAYSをタンバリンギャラリーの2大イベントとし、
こうして関わってくれる作家の方々や、楽しみに見に来てくださる方々がたくさんいて、
いつも人の流れがあり、作品を通して顔を合わせ、言葉を交わして、
交流がうまれる光景が、あたたかいなぁと、
毎年この季節に、一年を振り返りながら過ごせることに、幸せを感じ、
感謝の思いでいっぱいです。

たくさんの素晴らしい作品が集まることによって、
その場所自体にも、あたらしい価値が生まれてきます。
なにもなければただの空っぽの箱なので、魔法みたいです。
そんな場所を、いつも心地よく保てるように整えて行くことが
ギャラリーのもつひとつの役割なのかな、などと、初日賑わうギャラリーの中で感じていました。







会期中はイベントも色々とあります。
師走の忙しい時期ではありますが、ぜひ足をお運び頂いて、ご覧になってください。
また、タンバリン作品も、お求めやすい価格で販売しておりますので、
ぜひお気に入りを見つけにいらしてください。
FANTASTIC DAYS 2015は、12月21日(月)がお休みで、
25日(金)まで続きます。

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2015/12/15(火)~12/25(金)
11:00~19:00(12/21・月休廊)

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2015/12/26(土)〜2016/1/18は冬期休廊となります。

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NEXT EXHIBITION>>

新春企画 縁起をかついで福を呼び込む「エンカツ」展


新井夏希/伊波英里/沖真秀/榊原ミドリコ

坂本渉太/さかもとちあき/死後くん/師岡とおる

2016/1/19(火)~31(日)
11:00~19:00(1/25・月休廊)

2015年12月9日水曜日

原口アキヒコ /今年の終わりの風景展

こんにちは、スタッフの二宮です。

「原口アキヒコ /今年の終わりの風景展 」始まってます。




原口アキヒコさんは、広告代理店にてアートディレクターとして勤務後、
フリーランスのクリエイターとなり、現在、グラフィック・デザイン、写真、絵画、
など幅広く制作を展開しています。
今回は、16年前に撮ったものから最近のものまで、
原口さんがいままで取りためた風景写真の中から選んだものを、
写真と絵画の表現で、構成しています。








写真はすべて、リバーサルフィルムを使用して撮影しています。

「デジタルだと、見えなくてもいいものまで、全部写っちゃうじゃないですか。
 すべてに焦点があたって、いろんなものを拾ってしまうというか。
 海に映る雲の影とか、夜空の黒さとか、
 木が生い茂っているところは闇のように黒く塗りつぶされていたり、
 そういう方を見せたいので、性能が発達していないアナログの方法で撮ってます。」

見せたいところを見せる、というのはつまり、
見えないところを見せる、ということと等しいんですね。
なんだか、原口さんの写真を見ていると、
暗く色が落ちて行くところへ、吸い込まれていくような気がしました。

また、絵画の方は、撮りためた写真の中から、絵に描きたいものを選び、
下地処理をしたウッドボードに、鉛筆やパステル、アクリル絵の具で描いています。
ここでも、黒が、深く濃く、表現されていて、記憶のどこかとつながっていきます。











「写真はいろんなところに撮りに行きますね。
 でも、どこでも撮れるっていうわけじゃないんです。
 フィンランドやベルリンに行ったときには、ひとつも撮れなかった。
 街があまりにきれいで整頓されていて、、。
 もっと自分にとってショッキングなシーンを撮りたいですね。」
 
と、原口さん。
写真は、脳や目線と直結していて、その人が何を見てどのように感じているのか、
伝わりやすいのでとても興味深いです。
原口さんは、毎日在廊の予定です。
静かな風景の中に見られるドラマをぜひ感じてみてください。





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2000 to 2015,Landscape for The End of The Year.
2015/12/08(火)~12/13(日)
11:00~19:00(最終日~18:00) 

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NEXT EXHIBITION>>

2015/12/15(火)~12/25(金)
11:00~19:00(12/21・月休廊)

さまざまな表現者による、タンバリンの響宴。
6年目の今回は、史上最多の101作家共演です。

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2015年12月2日水曜日

齋藤州一個展「プリズム」

こんにちは、スタッフの二宮に代りまして濱口です。 齋藤州一個展「プリズム」始まっています。


出版社のインハウスデザイナーから2013年フリーのイラストレーターになり
 デジタルドローイング一筋に克明でグラフィカルな
動植物、環境風景等を描き続けています。
 肉筆の描写に対してデジタル処理の表現は その自在さゆえ
技法やアプリケーションの話題が先行してしまいますが
 「プリズム」展では、現実の社会情勢や情報の中で
個人がどうしても感じてしまう「負の力」の浸透に対して
日常の原点でもある「見る」「話す」「聞く」をテーマに
どのように現れて来るのかを表現することで
今迄のデジタルドローイングからの脱出を試みているようです。
少し説明が重くなりましたが よりエモーショナルな表現への挑戦に違いありません。


また素材に動的なエネルギーを付け加えることで
イメージの不思議さとサイケデリックな変化、3次元的な 空間の創造へと、
新たな挑戦をしています。


このようにテーマ的な事への挑戦と並行して
今の印刷技術への探求によって、表現の拡大をも目指しているようです。

*特に次世代のインクとも呼べそうな、UVインクジェット印刷と紙の選択という新たな表現力への探求は必見です。
*UVインクとは、紫外線硬化インクともいわれます

生活の中での些細な事柄も、
手に取る事であらたなきっかけになる事をシンボリックに表現したり
REINCARNATION(輪廻)という壮大なテーマの連作や
小型の装飾額に入ったドローイングは何か日常にある
邪気を捉えてくれるようなイメージで構成されて
デジタルワールドのまさに自在な世界を身近に体験できます。


5000点もの図録を収めた「動物と植物の素材集」 DVD付 
グラフィックアーカイブ(インプレスジャパン社)という本の著者としても活躍中です。



齋藤州一さんは 毎日在廊の予定です。