2014年6月11日水曜日

飯田淳 / Sweet Room

こんにちは。スタッフの二宮です。
「飯田淳 / Sweet Room」展、スタートしています。





飯田淳さんは、
多くの女性誌の表紙や広告のイラストレーション、
ロゴデザイン、ショッププロデュース、ハイブランドのインビテーションなど、
様々な媒体や分野で活躍するイラストレーター、デザイナー。
タンバリンギャラリーでは2度目の個展となります。

前回の個展では、モノトーンの世界で構成された空間が、
静かにクールな印象でした。
Sweet Room とタイトルのついた今展は、
「今回のポイントはピンク」とおっしゃるように、
華やかで甘く、淡々としたストーリーが紡がれています。






白い、フィルムのようなものに描かれた、
男性と女性の生活の断片を覗いているような作品群は、
表面を近くで見ると、力強く描かれたような筆跡が画面に凹凸を生み、
クールな世界に熱いものを感じました。
技法や画材について尋ねてみると、
「それは、秘密」と微笑ましく答えて下さいました。
今回の展覧会を、この方法でいこう、と決定するまで、
いろいろと試行錯誤、実験を繰り返し、ここへたどり着いたそうです。

「いろんな技法や表現を試さないとつまらないでしょ。
見に来てくれる人も、いつも同じだと飽きちゃうし、自分もね。」
とおっしゃる飯田さん、どんな風に描かれているのだろうと、
近づいたり離れたり、いろんな角度から見てみるだけでも、
表現の面白さにゾクゾクとしたものを感じます。






描かれる、映画や小説の中で憧れた大人の世界に、
飯田さんもこういうライフスタイルなのか想像してしまいます。。と話してみると
「いやいや、こんないいもんじゃないよ。笑」とおっしゃっていましたが、
「こんな世の中だからね、絵の中だけでも、気持ちよくいたいじゃない。」
と。絵を見ている間は、その世界に酔いしれることができます。
たとえ自分とほど遠い世界だとしても。




また、フィルムの作品とは対照的に、4つに折られた紙に描かれた作品は、
平面的なラインやオブジェクトで構成されており、
フィルム作品との対比も面白いです。
こちらの方が、下書きもせず、より感覚的に描いているのだとか。




飯田さんは、平日は夕方から、土日は午後から在廊の予定です。
その佇まいもとても大人で格好良いですが、
とても気さくに様々なお話を聞かせて下さいました。
ぜひ、作品の近くで、実物を目で確かめにいらしてください。
「飯田淳 / Sweet Room」展は、22日(日)まで続きます。
※16日(月)はお休みです。

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Sweet  Room

2014/06/10(火)〜06/22(日)
11:00〜19:00(最終日〜18:00・06/16休み)
 Opening Reception 06/10(火)18:00〜20:00

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