2019年11月27日水曜日

逆柱いみり×早川モトヒロ「異獣街道」

こんにちは、スタッフの二宮です。

逆柱いみり×早川モトヒロ「異獣街道」
始まっています。




国内外で高い評価を得、多くのファンを魅了し続ける
逆柱いみりさんと早川モトヒロさん。
どこか共通する世界を持つお二人ですが、
タンバリンギャラリーにて初めての二人展となります。











「早川さん、また展示をやりましょう。」
「僕は逆柱いみりさんと一緒にやりたいです。」

そんなやり取りから始まったこの企画、
逆柱さんからも
「早川さんの絵を見るたびに天才だ!とため息がでるほど好きでしたので
 お誘いたいへん嬉しく思います。」
とのお返事があり、相思相愛な状態で作品同士は非常に共鳴しあっています。

早川さんの新しく導入した技法により、
作品にポップさと明るさと抜け感がプラスされ、
逆柱さんの無限に生まれてきそうな怪獣たちの
アイデアとストーリーとキャラクター性には圧倒されます。

少年時代に誰もが持ったような夢と憧れと想像力が
ずっと続いて大人になった時にアートとして昇華される、
その様を見せてもらっているようです。








ディティールから全体まで、
ぜひじっくりと時間をかけてご覧いただきたいです。

11/30(土)には19時より、逆柱いみりさんによる
「静岡ショボテクノサービス妄念忍者」のライブが開催されます。
入場無料ですのでぜひお楽しみください。

早川さん、逆柱さん共に、土日を中心の在廊の予定となっております。

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2019年11月26日(火)〜12月8日(日) <12月2日(月)のみ休廊>
11:00~19:00(最終日は18時まで)

<イベント>
11/30(土) 19時~
静岡ショボテクノサービス妄念忍者
(逆柱いみり)ライブ
入場無料

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2019年12月10日(火)〜12月22日(日)
11:00~19:00(12月16日月曜休廊)


2010年、スタート時から年末の恒例企画として開催してきた
「FANTASTIC DAYS」は最後にして10回目という記念すべき会となります。
たくさんの、思い出や出会い、クリエイティブ、思考、
新しいこと、懐かしいこと、心を震わせることがありました。
10年間のことを考えると、果てしない思慮の時間にふけってしまいますが、
今年も様々な表現をする方にご賛同いただき、101名の作家の共演となりました。
ぜひお楽しみください。



青山タルト 足立拓人 家鴨窯 新井淳夫 安齋肇 飯田淳 池田彩香 Yusuke Isao
石橋淳一 伊藤桂司 いぬんこ 上田三根子 植村泰英 榎本マリコ 大社優子 小笠原徹
おがたりこ 岡野賢介 オダギリミホ オブチジン 楓真知子 加納シゲヒロ 鹿子木美
上條絵奈 かわむらともみ 北沢夕芸 北村佳奈 倉科昌高 ケッソクヒデキ 小池アミイゴ
サイトウユウスケ 早乙女道春 逆柱いみり さくらいはじめ 佐瀬麻友子 佐藤三千彦
椎木彩子 シバタリョウ JUN OSON 城芽ハヤト 白根ゆたんぽ シンタニカズコ
スガミカ 須川まきこ 杉江篤志 鈴木紗穂 鈴木理子 瀬崎百絵 SO SEA tamai emiko
外山奏瑠 たけがみたえ 谷口シロウ 谷奈津美 谷端実 玉置容之 チャンキー松本
tupera tupera 寺田順三 戸屋ちかこ とんぼせんせい NAOKO atsuko nakata
中村幸子 中村菜都子 薙野たかひろ 猫屋 花くまゆうさく 花モト・トモコ
原口アキヒコ 原田響 原知恵子 原優子 HAND&SOUL handmade kind
氷見こずえ 平林義男 福田玲子 保立葉菜 真舘嘉浩 松原光 松本康孝
まるやまあさみ 水沢そら 水野健一郎 ミヤギユカリ 宮島亜希
宮嶋結香 KYOCO MORI 森田MiW YAJ 柳原パト 矢吹申彦 山崎由紀子
山田心平 山福朱実 山本卓実 YOSHiNOBU Yone ロバとコトリ
若林夏 渡邉知樹
[50音順・敬称略]




<EVENT>
◎12月10日(火) FANTASTIC OPENING PARTY
18:00〜20:00 
簡単なドリンクをご用意してお待ちしております。

◎12月21日(土) FANTASTIC SATURDAY PARTY
16:00~19:00
※詳細は後日お知らせします。

◎12月22日(日) FANTASTIC SAYONARA PARTY
〜21:00くらいまで
※詳細は後日お知らせします。

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2019年11月23日土曜日

原口アキヒコ「空冷の時代展 Air Cooling Era (1940s~1970s)」

こんにちは、スタッフの二宮です。

原口アキヒコ「空冷の時代展 Air Cooling Era (1940s~1970s)」
始まっています。




今回は、昔々、走っていた空冷のエンジンをテーマに版画で制作をしました。
殆んどの作品はVW.Porscheのエンジンをモチーフに
また、それに関わるパーツなども作品化してあります。
作品点数は、大小併せて20点弱を想定しております。

古い空冷エンジンは、何か魅力的で惹かれるものがあります
何故か不思議と。
そこを、自分なりにアレンジし、イメージ化してみました。
全ての作品を並べてみないと、どういう見え方がしてくるのか
自分でも解りません。作品は全て、今年作った新品です2019年Model.
楽しみでもあり、不安もあります。
それでは、皆様のお越しをお待ちしております。
午後は、毎日在廊しています。
サイトより)

原口アキヒコさんは、
グラフィックデザイナーであり、アーティスト。
タンバリンギャラリーでは2015年12月に個展を開催されて以来、
2度目の個展となります。







前回の個展とは技法も内容もガラリと代わり、
今回の作品は全て、1940年から1970年の間に作られた
空冷のエンジンをテーマに版画の技法で制作されています。

空冷エンジンとは、外の空気を使ってエンジンで発生した熱を排熱し、
冷却するエンジンのこと。
ポルシェやフォルクスワーゲン、スバルやホンダなどが空冷エンジンを搭載した
代表的な車を製造していましたが、
エンジンの冷却が安定しないこと、排ガス規制に対応できないこと、
騒音が大きいことなどが理由で、2000年前後に姿を消したそうです。









古い写真や車の設計図を元に、スケッチを起こし、
それをトレースして形を整え、版画の技法で制作されています。
空冷エンジンという形そのものに惹かれて、
その形をおったり、イメージ化したり、自由に表現されている作品が心地よく、
目に飛び込んできます。
私は車やエンジンに関しては全く詳しくありませんが、
原口さんの作品となったエンジンはグラフィックとしてとてもかっこいいです。

今はなきものへのロマンと、愛情と、熱量が作品から伝わってきます。





原口さんのお話やエンジンの説明、印刷や版画のお話もとても面白いです。

11/23(土)17時より、レセプションパーティとライブがあります。
どなたでも起こし頂けますので、この機会にぜひお運びください。


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2019年11月19日(火)〜24日(日)
11:00~19:00(最終日は18時まで)
*レセプション・パーティ&Live Music 11月23日(土曜)17:00〜

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2019年11月26日(火)〜12月8日(日) <12月2日(月)のみ休廊>
11:00~19:00(最終日は18時まで)

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2019年11月14日木曜日

HAND & SOUL 2019 内藤三重子+鎌田豊成

こんにちは、スタッフの二宮です。

「HAND & SOUL 2019 内藤三重子+鎌田豊成」始まっています。




二人合わせて168歳、
手は4本、
精神年齢合わせて50歳が頑張りました。
遊びました。
サイトより)

2010年1月にタンバリンギャラリーでは最初の展覧会を開いてから
実に7回目、3年ぶりにお二人が戻ってきてくださいました。
待望の「HAND & SOUL 2019」展が開催されています。

もともとデザイナーであった鎌田さんと、
イラストレーターであった内藤さんが、
人生のほとんど全ての時間を、
HAND(手)とSOUL(魂)を使って、物作りを続け、
お二人で合わせて168歳。
その年齢の印象を全く覆すほどに、
生き生きとして新鮮で遊び心に溢れているクリエイティブは
ご本人もおっしゃるように「精神年齢合わせて50歳」
この展示の冒頭の文章は、痛快なほどに、しっくりくるお言葉です。









流木や古い布や外国のナンバープレート、
あらゆる素材が、お二人のHANDとSOULが加わることでまた別の物へと
変化していく。
それこそ、物に命を吹き込む、といった感じで、
とてもワクワクします。

年齢的なこと、体のこと、いろんなことがある中で、
作るスピードはゆっくりになりながらも、それをずっと続けていること
そして私たちにその様子を見せてくれることは
生きることや作ることに対して、とても勇気をあたえてくれます。

2010年から毎年年に一度のペースで展覧会を開催されてきていたお二人ですが、
実は個展自体は2016年からストップしていました。
私たちも、無理はしてほしくないけれど、二人のクリエイティブを
ずっと見ていたい、と思っていたところ、
ギャラリーの終わりをお知らせするメールをお送りしたところ、
以下のようにお返事を頂きました。

一部、転載させて頂きます。

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長いことお世話になったタンバリンギャラリーが
今年一杯で閉鎖されますこと、誠に残念で、さびしい気持ちで一杯です。

思い起こしてみますと、以前からいろいろ刺激をいただいてきた永井さんから
ギャラリーを始めたんだけど、展示してみませんか」と声をかけてもらい、
まだシャツの縫製台が残るすてきな空間が気に入って
ぜひお願いします」と返事をしたのがきっかけでした。

以来、タンバリンギャラリーは、私たちにとって、
ともするとダラダラと流れそうな老境の暮らしに、
モノづくりの楽しみや、緊張感や、充実感や、
生きがいを与えてくれるかけがいのない場であり、
貴女をはじめ友人としてお付き合いできる
スタッフの方々たちとの触れ合いができる大切な場でした。

若々しいクリエイターたちの夢や希望に充ち満ちているギャラリーでは、
私たちはかなり異質でやっかいな存在だったであったでしょうに、
つねに温かく親切に接しつづけてくださった皆さまには心から感謝しております。
ありがとうございました。

2019年一杯までタンバリンギャラリーが存続するのであれば
思い出のしめくくりとして、年内に最後の展示の機会をいただければと望みます。

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それからすぐに、ぜひお願います、とのお返事をお返ししたのでした。









とにかく、実際のものに触れて、お二人に会って頂きたいです。
(これを書いている私自身が会期中に会場にいけないのが、
 本当に残念で仕方がないのですが。photo by Ryo Kagimoto)

お二人は、毎日どちらかが在廊しています。
ぜひ会場にお越しください。

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2019年11月12日〜11月17日(日)
11:00~19:00(最終日は18時まで)

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2019年11月19日(火)〜24日(日)
11:00~19:00(最終日は18時まで)
*レセプション・パーティ&Live Music 11月23日(土曜)17:00〜

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2019年11月6日水曜日

PHOTO EXHIBITION BY ATSUSHI SUGIE / LISBOA

こんにちは、スタッフの二宮です。

PHOTO EXHIBITION BY ATSUSHI SUGIE / LISBOA
始まっています。


杉江篤志さんは、
愛知県春日井市生まれ、神奈川県座間市在住。
写真家兼、喫茶業。

2010年11月、タンバリンギャラリーがスタートして間もない頃に、
初めての個展を開いて以来、
タンバリンギャラリーでは2回目の個展となります。







このレクイエムにはレクイエムとしての厳粛さがないと言われれば、
そのとおり、と答えるよりほかはない。
だが、せっかく自分の音楽を奏でるのなら、
大聖堂にふさわしいオルガンなどではなくて、
ポケットにしまっておけるハーモニカ、
さもなくば町なかでも持ち歩ける手まわしオルガンの方がいい、
正直わたしはそう思った。
ドルモン・ジ・アンドラージのように、
わたしは昔から俗っぽい音楽が大好きだから、
こんな風に書くジ・アンドラージの言葉に同感だ。
「僕はヘンデルを友だちに持ちたいとは思わない。
大天使たちの朝の合唱なんてまっぴらだ。
街がはこんできてくれたもの、なんの教訓も残さずに、
ぼくらの命同様、きれいさっぱり消えるもの、それさえあれば充分なのだ」
(アントニオ・タブッキ『レクイエム』まえがきより)

展示の冒頭の文章として、杉江さんはこの言葉を選んで入り口に飾っています。






LISBOAとは、ポルトガル語でリスボンの意味。
今回の写真は2018年の7月にリスボンに旅をした時の写真が
展示されています。
のんびりとしたリスボンの風景、人々の様子を
アナログフィルムで撮影し、現像まで全てご自身で行い、
神奈川県茅ヶ崎の木材屋LOGGER特製の額縁に飾られた作品は、
杉江さんが目にした風景が、写真という形で飾られるまでのストーリーがあり
物としての存在を感じさせます。

杉江さんが写真を撮るときに決めているルールは
対象に気付かれないこと。
自分はそのままの風景を切り取るだけで、
その人たちの生活にはなんの影響も与えない、
自分という存在が干渉しない、ということに気を配っているそうです。

そういうわけで、写真の中には、そのままののんびりした空気が流れており、
見る側は、それを覗き込んでいるかのような気持ちになります。





目にした風景はその時だけのものであり、すぐに消えてしまう瞬間を、
シャッターを切ることでフィルムに焼き付け、
現像して印画紙に浮かび上がらせ、
額装することで物として存在することになる。
その一連の流れやストーリーが杉江さんにとっては大切なことで、
アナログフィルムにこだわる部分でもあるのだそうです。

こういう写真が撮りたい、とか、奇をてらっている部分がまるでなくて、
風景と人物のバランスが、自分にとっていいと思った瞬間を撮り続ける
そのスタイルをずっと続けています。

2010年に初めて個展を開くことになったのは
永井宏氏との出会いも一つのきっかけで、
タンバリンの最後の年に、こうして再び、
同じスタイルで撮り続ける様子を見せてくれたのはとても嬉しく、
永井さんもきっと喜んでいるだろうな、となんだか感慨深く思います。







初日のレセプションパーティでは、杉江さんが用意したポルトガルワインを
おいしく頂きながら、みなさんそれぞれに作品を鑑賞されていました。
杉江さんは初日と、土日に在廊の予定となっております。

日常の中のほっとしたひと時を感じに、
ぜひいらしてください。

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2019年11月5日(火)〜10日(日)
11:00~19:00(最終日は18時まで)

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NEXT EXHIBITION>>
HAND&SOUL 2019

2019年11月12日(火)〜17日(日)
11:00~19:00(最終日は18時まで)

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