こんにちは、スタッフの二宮です。
odd_006-19 "HELLO CQ"、始まっています。
odd_006-19 "HELLO CQ"、始まっています。
服造りは僕の造形表現。
なら自分しかしない方法で造りたい。
造る工程から作品に。
そこで思いついたのは絵を描いて服を造る事。
一見当たり前な服造りのプロセス。
でもデザイン画を描いて洋服にする事じゃない。
服造りの技術を用いない
フリーハンドのラクガキ(ドローイング)を着られる様にする事。
フリーハンドのラクガキ(ドローイング)を着られる様にする事。
落書きを写したら何になるか分からない布に
服造りの技術を注ぎ、洋服のカタチを探す事。
服造りの技術を注ぎ、洋服のカタチを探す事。
そのプロセスから作品までを展示します。
(サイトより)
odd_とは、デザイナーのタカヤマミチヒコ氏が手がけるファッションブランド。
2016年より、年に2回のペースで展示会を開き、
今回が2019年の秋冬の展示会となります。
odd_の服作りのプロセスは非常にユニークです。
まずタカヤマくん本人が、紙にラクガキのような感覚でフリーハンドで絵を描き
それらの絵を元に、洋服に組み立てていくという作業。
体の形に沿って作られる一般的なパターンとは大きく異なります。
出来上がった洋服は、物によっては5パターンも10パターンも着る方法があり、
服の着方も、着る人に委ねられています。
そもそも、始めからこの方法で服造りをしていたのかと尋ねると、
元々は、リメイク、そのあといわゆる一般的な服造りの方法で制作していたものの、
自分の作品として見せる時に、
すでにある方法にのっとって、制作することが正しいのだろうか、と疑問を持つようになります。
そこで編み出したこの方法で造られた服は、
非常にオリジナルで、自由で、遊び心にあふれています。
見せ方も、普通にハンガーにかけてしまうと、
これはジャケット、これはパンツ、と手に取る前からイメージしてしまい、
純粋にモノとして対峙できないのではないか、というところから、
パッと見ただけではわからないように、無造作にかけられています。
何通りもの着方ができるアイテムも、ポケットが上下両方から使えたり、
ホックを付け替えることでスカートにもパンツにもなったりと、
着方の方向性が決められていません。全て着る人に委ねられている、
そこまでのアシストをodd_の服が行なっている。といった感じです。
一見クセの強いアイテムに見えますが、
odd_のアイテムは全て着る人に委ねられていて、
袖を通したり、足を突っ込んで見たりすると、
なんだかそっと体に寄り添ってくれているような気持ちにもなります。
それはもしかすると、制作者の気持ちが、
着る人に寄り添っているからなのかもしれません。
タカヤマくんは、この方法に縛られず、次は違う手法で服造りをしたい、と、
次のビジョンが見えています。
既成概念にとらわれず、自分で編み出した方法論も超えて、常に新しい方向を見ている、
odd_の服造りやタカヤマくんの考え方はとても新鮮で目が離せません。
odd_の服をまとうと、ほとんど全ての人が、わぁ、とか、おぉ、とか声をあげ、
笑顔になっていました。
アイテムは全て試着可能ですので、気になるものがありましたらぜひ。
タカヤマくんは、ディレクションやモデルを担当する7Aちゃんと共に、
終日在廊しております。
平日は18時から、土日は15時から作品解説も行われます。
ぜひお運びいただいて、考え方や洋服に触れてみてください。
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
2019年3月26日(火) 〜 3月31日(日)
11:00~19:00(最終日18:00まで)
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
NEXT EXHIBITION>>
2019年4月2日(火)~4月7日(日)
11:00~19:00(最終日18:00まで)
*レセプションパーティー 4月6日(土) 18:00〜20:00(どなたでも参加OK)
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
0 件のコメント:
コメントを投稿