新田さやか 写真展 with illustrations by Nitta Ayano 「UTOPIA」
始まっています。
新田さやかさんは、1990年大阪生まれのフォトグラファー。
関西を中心に活動し、東京での個展は今展が初めてとなります。
「UTOPIA」と名付けられた今展は、
新田さやかさんの写真を中心に、
妹であるイラストレーターのNitta Ayanoさんの作品が加わり、
会場を彩っています。
自由だよ、と放たれたとしても
決して自由には動けない
それは多分そこがどこでそれが誰であったとしても
そうだと思う
ユートピアは人が人である限り存在しないのだ
と思うと
不満もしがらみも含めて
いいものも悪いものも全てが揃う
この世界こそがユートピアだと思いたい
(サイトより)
ドキュメンタリーとフィクションの狭間の様な、
人物と風景と身の回りのことに寄り添って写真を撮り続ける新田さん。
ダイナミックな会場構成に、彼女が作る世界に飛び込んでいるような感覚になります。
近年は、ブランドやアーティストのルックブックの撮影が多く、
自身の作品をまとめて発表するのはとても久しぶりだそうで、
日常的に撮りためた写真の中から「UTOPIA」となるものを選び、
その世界を表しています。
人物も風景も、同じくらいの質感、肌のようなぬくもり、ざらつき、湿度を感じられるのは、新田さんの目線のすべてに向けられるものが平等にUTOPIA的で、
愛情を持っているからなんだろうなと感じました。
同時に光の強さの中に、消えてしまいそうな儚さもあって、
永遠には続かない刹那のようなものも感じ取れます。
妹のAyanoさんは、作品を展示をすること自体が初めてということですが、
線を引くこと自体にのめり込んでいく様子や、
まだまだ成熟しきれていない初々しさがあって、
さらにUTOPIAを加速させています。
商品そのものより、イメージを撮ることが多いというルックブックや
ZINEも豊富にありますので、ぜひ手にとってページをめくってみてください。
初日は、お友達を中心に、オープニングパーティも賑やかに行われました。
写真は、ダイレクトに作家の目線を体験できるので、
新田さんの見ている世界を覗いている様な感覚になります。
ぜひ新田姉妹の「UTOPIA」を会場で感じてみてください。
妹のAyanoさんは初日のみの在廊でしたが、
さやかさんは毎日在廊の予定となっております。
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2018/4/10(火)~4/15(日)
11:00~19:00(最終日18:00まで)
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NEXT EXHIBITION>>
2018/4/17(火)〜29(日) ※23(月)休廊
11:00〜19:00(最終日〜18:00)
<トークイベント>
4/22(日)16:00〜17:00
小栗誠史 × 村椿菜文「Talk about Storytelling」
出店: SWAN COFFEE http://swan-coffee.net/
【選 書】
ウサギノフクシュウ(小栗誠史)
【エキシビジョン】
■全期: 2018/4/17(火)~29(日) ※23(月)休廊
永井宏
■前期: 2018/4/17(火)~22(日)
河合浩/杉江篤志/鈴木紗穂/平井豊果
■後期: 2018/4/24(火)~29(日)
椎木彩子/玉井健二/松井有希/柳原パト
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