こんにちは、スタッフの二宮です。
石橋 淳一「Paris 2013」始まっています。
2013年の11月、
3泊の予定だったパリでのアクシデントと、
その結果の思いがけない3週間近いパリ滞留。
その日々の気分の記憶を、
戻ったあと折に触れて思い出しては描きちらし作りちらし、
溜まってしまった。
3泊の予定だったパリでのアクシデントと、
その結果の思いがけない3週間近いパリ滞留。
その日々の気分の記憶を、
戻ったあと折に触れて思い出しては描きちらし作りちらし、
溜まってしまった。
溜まったものをたなおろしします。
昨年の『団十郎とあはぎのゐる家。』展に続き、
広告会社退職後のおのれ正直作品展の第2弾。
(サイトより)
創作活動の幅は広くとどまることを知らないのですが、
今展は、ずっと大事にあたためて来た、
2013年のパリの旅行についての展示となります。
2013年の11月、娘さんと奥様と1週間の予定で出かけたロンドン・パリ旅行。
パリ滞在の3日目、不揃いな石畳につまづき動けなくなってしまった奥様は、
緊急入院となり、大腿部の骨折、手術、リハビリとなり、
3日の予定だったパリ滞在は、思いがけないアクシデントによって
3週間となりました。
「私のことは気にせず、観光してらっしゃいよ。と言われてもね、
そんな気分にもなれず、病院とホテルを行ったり来たりしてたんですけどね。」
と石橋さん。
その間に目にとまった風景、街角で演奏するミュージシャン、
カフェでお茶をする人々、街並み、ホテルから見えるエッフェル塔、その光、
そんななんてことないパリらしい風景が、きっと石橋さんの心を癒していたのでしょう。
描かれる絵はなんとも力みがなく朗らかで、
悲しみや重さが全く感じられません。
しかしながら、アクシデントの瞬間を、様々な描き方で描いていたり、
奥様の横顔を繰り返し描いたり、石橋さんの心の奥にある
深い思いを端々に感じられます。
多才な石橋さんのもう一つの顔は、ぬいぐるみ制作。
光を放つエッフェル塔や生き物のようなノートルダム寺院が
なんとも愛らしく、しかしながらどっしりとしていて存在感を放っています。
むずかしそうな顔をしながらノートルダムにビーズを縫い付けていましたが、
きっとなんども反芻したり咀嚼したりしながら
旅や風景や奥様を思い浮かべては側にいることが
なんとも楽しく美しい時間なのだと思います。
展示の解説として、描かれた場所のマップと少しの説明がありますので、
そちらも合わせてご覧になると、この展示がより一層楽しめます。
本当は、一つ一つの絵に、短い日記のような文章もあるそうなので、
会期中に増えていくことを期待して楽しみにしていようと思います。
初日は、石橋さんを慕う多くの方で賑わいました。
照れくさそうにしながらも、石橋さんは以下のスケジュールで
みなさんをお待ちしておりますので、
ぜひ足をお運びいただいて、この旅を楽しんでみてください。
<石橋さん在廊予定>
5(水)15:00頃から
7(木)16:00頃から
8(金)13:00頃から
9(土)13:00頃から
10(日)13:00頃から
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2019年6月4日(火)〜6月9日(日)
11:00~19:00(最終日18:00まで)
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Velobici 展示会
2019年6月12日(水)〜6月16日(日)
11:00~19:00(最終日18:00まで)
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