橋本有佳 個展「旅の向こうへ」始まっています。
橋本有佳さんは、1987年生まれのフリーのイラストレーター。
旅をすることが人生の中で大切なことだと気づき、
昨年の夏から秋にかけて、
イギリス、アイルランド、ポルトガル、スペインと、
4カ国、25の街を旅したときに出会った風景や人々を、
今展にて「旅の向こうへ」というタイトルで発表しています。
旅をすることが人生の中で大切なことだと気づき、
昨年の夏から秋にかけて、
イギリス、アイルランド、ポルトガル、スペインと、
4カ国、25の街を旅したときに出会った風景や人々を、
今展にて「旅の向こうへ」というタイトルで発表しています。
オイルパステルと水彩絵具を使って描かれた作品の隣には、
ひとつひとつ丁寧にそのときのエピソードが綴られています。
絵を見て文章を読み、また絵を見る、ということを繰り返していると、
いつのまにか同じように旅をしているような気持ちになり、
自分の中の旅の経験と重ね合わせるなどして、
心の旅をしている自分に気付きます。
帰国した今、感じることがあります。
旅というのはつまり、自分の居場所をより深く知るための行為なのだということ。
外へ出ることで、内(=自分)に気づくことができる。
ありふれた日常が、よりいっそう愛おしくなる。
という風に書いています。
旅をしたことがある人には、共感できるところが
あるのではないかと思います。
「特に人生観が大きく変わった。」というアイルランドでは、
アーティストインレジデンスといった形で、
家主さんの持っているコテージに2週間滞在し、絵を描きながら過ごしたそうです。
家主さんは、70才近い画家の女性で、300年以上前に立てられたお城の中で暮らし、
自由奔放な絵を描かれているという。
「生きる事すべてが被写体」だとおっしゃっていたその女性は、
写真を撮ることを嫌い、
いま目に見えているものすべてを体の中に取り込んでいるような印象を受けました。
「なので、このときの写真は一枚もないんです。」と言って
橋本さんが見せてくれたスケッチがとても素敵で、
絵だからこそ表せるニュアンスがあり、一枚で多くを物語っているようでした。
絵に対しては、いろいろな描き方を試しながら、
まだ模索している最中だという橋本さん。
それもまた旅と同じように、経験を重ねるごとに自分なりの方法を見つけ
次第に実感としてわかってくる事なのかも知れません。
「いろんな人の旅の話を聞きたいです。」と言う橋本さんは、
毎日在廊している予定ですので、
ぜひ絵の前でいろんな言葉を交わされてみてください。
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2017/04/04(火)~04/09(日)
11:00~19:00(最終日18:00まで)
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JUCO.のクツ展 '17-'18 Autumn&Winter collection
2017/04/11(火)~04/16(日)
11:00~19:00(最終日18:00まで)
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