2014年7月9日水曜日

ナカタ(ex.ハラシマ)アツコ/観察


こんにちは、スタッフの二宮です。

「ナカタ(ex.ハラシマ)アツコ個展/観察」始まっています。




ナカタアツコさんは、
ペイント、ドローイング、デザインの他、アニメーションの声なども担当する
アーティスト。

今年の5月に個展が決まってから、全て新しく描いた作品80点近くが
ギャラリーの壁を飾っています。






今回の作品は、「無情に変わり続ける現時点の断片」だと
アツコさんは言います。







アツコさんの絵を見て、
不思議な世界だねぇという人もいましたし、
楽しいという人も、さみしい、という人もいました。
見る人によって、ほんとうに様々です。

記号のようなかたちが、ただの物質ではなく、
いのちをもってそこに存在しているようにわたしは感じました。
そこに感情は読み取れないけれど、その存在感が
なんだか心に留まって気になるのです。




壁にはところどころに、アツコさんの印象的な言葉が書かれています。


「月にウサギを見るのに、ウサギに月を見ない。」

「雲に顔を見るのに、顔に雲を見ない。」

「境界線と穴と隙間のアンバランスとります。」

「無根拠から行為で無根拠に向かう。」





「いままで隙間を全部埋めないと気が済まなかったけど
 ある日きっかけがあってから、隙間が描けるようになったの。」

そんな風に心の動きや、そのときそのときのアツコさんが
絵に現れているのかもしれません。

絵を見ながら、アツコさんと世界との関わり合いを知ろうとしてもしても
完全に分かることはできなくて、
でも展覧会のプロローグにはこのような文章があって、

「いろ、かたち、ことば、音。無常と差異。
 そこに何かを見つけて意味付けして違うことにしないように直接の経験、
 断片と観察。……」

無理に分かったような気持ちにしてしまわないほうがいいのだと、
体験と観察することの喜びを味わえばいいのだと
文章を読んで思いました。




ぜひぜひ、直接の経験、観察しに来てください。
アツコさんは、午後から毎日在廊しています。


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ナカタ(ex.ハラシマ)アツコ/観察   
〜いのちのかたち、かたちのいのち〜

07/08(火)〜07/13(日)11:00〜19:00(最終日〜18:00)

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橋本安広 展/青く透明な空に 
2014/07/15(火)~07/20(日)11:00〜19:00(最終日〜18:00) 
07/15(火)18:00〜20;00 オープニングレセプション

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