2018年1月31日水曜日

Human Museum 2017 Award シバタリョウ個展「橋をわたる口笛」

こんにちは、スタッフの二宮です。

 シバタリョウ個展「橋をわたる口笛」、始まっています。




今展は、2017年夏に開催した「Human Museum 2017」にて
大賞を受賞したシバタリョウによる大賞展であり、初個展となります。


「僕の住む町には舟渡大橋という橋がかかっています。

 口笛は自分の好きな音楽を聴いている時や
 なんとなく気分が良い時、
 どこかから誰かの口笛が聞こえてきた時に
 つい出てきてしまうものだと思っています。

 口笛のように、橋を渡って遠いところまで届いて欲しい、
 届いた場所で誰かの気持ちを軽くしたり
 その場所からも口笛が聞こえたら、と思い
 個展のタイトルを決めました。」

展覧会パネルより。








シバタさんは、身の回りの景色を主なモチーフとして、
人物や植物を中心に作品を制作しています。

絵を描くときは、特になにかを参考にしたりはせずに、
記憶の中にある景色や、道ばたに咲いていた花や、
美しいと思った影の形、そういったものを取り出して描くそうです。

ニュアンスのある美しい線に、くすみのある色使い、
どこか遠くを見ている様な人物の目線、画面の構成、
いろいろなところに、作家らしさが表れています。










わたしがシバタさんの絵を初めて見たのは、Instagramでした。
「シバタリョウ」という、男性とも女性ともとれる名前で、
男性とも女性ともとれる人物を描いていて、
やけに記憶に残りました。

Human Museum 2017の大賞を決めたときには、
「人物を描いているのに、その周りにある空気だったり、
 風だったりが、描かれているように感じます。」
と発言したように記憶しています。


シバタさんは、まだ、自分の頭の中にある描きたい絵と、
実際に描かれる絵の整合性がうまくとれないときもあるようです。
きっとこれから、もっとたくさんの絵を描いて、
いろんな人と関わり合い、たくさんの景色を見て行く中で、
しだいにそれがつかめるんじゃないかな、と思いました。

とても真面目で素直で、控えめながらも芯の強さがあり、
ゆらぎもあ り、大人と子どもの中間のような本人は、
絵の中の人物とも似ているようで、
これからどんな変化をとげていくのか、とても楽しみです。






初日のオープニングパーティには、シバタさんのお友達やお知り合い中心に、
多くの方が訪れて、絵をじっくりと鑑賞していました。

シバタさんは、平日は午後から、土日は終日、
毎日在廊の予定です。
ぜひお越し頂いて、その空気に触れてみてください。

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2018/1/30(火)〜2/4(日)
11:00~19:00(最終日18:00まで)

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■2018/2/6(火)〜11(日) 
11:00〜19:00(最終日〜18:00)

加納成浩/北住ユキ/スガミカ/須川まきこ/渡邉知樹


■2018/2/13(火)〜18(日) 
11:00〜19:00(最終日〜18:00)
榎本マリコ/小笠原徹/北村佳奈/長嶋五郎/二宮佐和子

✳︎オープニングパーティ 2/6(火)18:00〜20:00
✳︎クロージングパーティ 2/17(土)17:00〜19:00

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