TAMBOURIN DIARY from Ninomiya: ChibiRu「じみぐるみ」

こんにちは、スタッフの二宮です。

ChibiRu「じみぐるみ」、始まっています。

ChibiRu（チビル）さんは、
文化服装学院で服作りの基礎とテキスタイルを学び、
ご自身の娘さんにクマのぬいぐるみを作った事がきっかけで、
1993年に人形作りをスタートしました。
現在は、フランスはパリに在住し、制作活動を続けています。

チビルさんはこれまでも、あみぐるみに関する本を出版されておりますが、
新しく『チビルのパリ・シックなあみぐるみ』が朝日新聞出版より
出版されることになり、
今展は、出版記念の展覧会となっております。

ロバのパン屋さん「ロベール」
小さな学生「エミールとジョルジェット」
自転車乗りのワニ「ガブリエル」
名女優のシャム猫「マドモワゼル・イヴォンヌ」、、
さまざまなキャラクターがまるで本から飛び出して来たかのような
ポーズや表情で並んでいます。

本の中のストーリーから登場人物（動物）の設定、
デザインから制作、仕上げまで、すべてチビルさんがおこなっています。

舞台は1900年のフランス。
ベル・エポック、アールヌーヴォー、パリ万国博覧会、
そんな古き良き時代に想いを馳せながら、編み出した子たち。
（DMより）

まさに「パリ・シック」なあみぐるみは、どこか懐かしく、
愛らしさにあふれています。

「ぬいぐるみというとどうしても明るくてカラフルで、
　ぱっと目を引く色味を使うものが多いのだけど、
　大人っぽくシックな色合いの世界が作りたかったんです。」
とチビルさん。
今展のタイトル「じみぐるみ」というのも、
あみぐるみと掛けた言葉遊びであり、
地味=はなやかでなく控えめなこと。人目を引こうとしないこと。
の意味も含め、
落ち着いた雰囲気にスポットをあて、
出てくるキャラクターそのものの個性を光らせているようです。

各キャラクターの紹介や、絵本の中のページも写真パネルで展示してありますので、
動き出しそうな実物とあわせてお楽しみください。