2015年5月6日水曜日

佐瀬麻友子 / STORYTELLING FOR ETERNAL CHILDREN

こんにちは、スタッフの二宮です。

「佐瀬麻友子 / STORYTELLING  FOR  ETERNAL  CHILDREN」始まっています。



佐瀬麻友子さんは、ファッション、音楽、書籍、百貨店のウィンドウディスプレイなど
様々な媒体で活躍するイラストレーター。
他にも、定期的に個展を開催し、アートイベントや、
アパレルブランドとコラボレーションしたライブドローイングなど、
幅広い活動をしています。

STORYTELLING  FOR  ETERNAL  CHILDREN」と名付けられた今展は、
佐瀬さんが学生の頃に書いた小説をもとに制作した、すべて描きおろしの作品です。
小説の一部から抜き出した超短編とも呼べる文章が、ひとつひとつの絵とともに、
並んでいます。








「この小説は、美術大学時代の文学ゼミで書いたもので、あとにも先にも、
 これきりの小説です。
 全文は、読むと火傷するくらい痛々しくて恥ずかしさであふれているのだけど、
 いつかこの小説をもとに絵を描きたいと思っていたので、一部を抜き出して、
 絵を添えました。」

絵と文章は、つながりがあるのかないのか、見る者の想像へ任せられています。
まっすぐにこちらを見る「永遠の子供たち」は、
若さゆえのみずみずしさ、強さ、または弱さにあふれていて、
みていてドキリとさせられます。

「20才くらいの頃って、痛々しいくらいに青臭くて、
 恥ずかしいことばかり考えていたんですね。
 その頃は、絵よりも文章を書くことのほうに、気持ちが向いていたのか、
 この小説を書くことに夢中でした。いまは文章は書かないけれど、
 青臭い感じ、痛々しい感じはずっと持っています。永遠の中2病を煩っています。笑

「反抗期もなくも青春らしいこともしてこなかったので、永遠の憧れなのかも。」

語る佐瀬さんは、どこかカラリとしていて、大人のそぶりですが、
その内面にくすぶっている熱いものは、彼女にとってなくてはならないもので、
ピュアで美しく、強く惹かれるものがあります。







絵を見て文章を読む、絵だけを見る、文章だけを読む。
それを繰り返しながら、会場を何往復もしていると、また違った印象があり
だんだんとその世界へ引き込まれて行きます。
ご来場の多くの方が、たっぷりと時間をかけて、全体を味わっていた様子が
印象的でした。





毎日在廊予定の佐瀬さん、ご希望の方へ、
ポートレートを描いてくださいます。(おひとり1,500円)
初日は、Instagramを見て来たという方やお知り合い、通りがかりの方など
たくさんの方がいらっしゃり、
休む間もないほどに、その場で素敵な人物がたくさん描かれていきました。


また、5/9(土) 17:00から
宮本一粋(ex.二千花)ライブ × 佐瀬麻友子ライブペインティング
もございます。
こちらもあわせてお楽しみください。
(この日は、ポートレートはお休みとなります、ご了承ください。)

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佐瀬麻友子 / STORYTELLING  FOR  ETERNAL  CHILDREN

2015/05/05(火)〜05/10(日)
11:00〜19:00(最終日〜18:00)

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都築潤ディレクション 「不安すぎるライン」
 conix 管弘志 山本歩美 トキタシオン 林香苗武
2015/5/12(火)~05/17(日)
11:00~19:00(最終日18:00)
※レセプション 05/12(火)18:00~20:00


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