グループ写真展「Gradation」、始まっています。
今展は、出展作家である池田良太郎さんの呼びかけによって始まったグループ展です。
事情により伊藤メイ子さんが欠席となったので、
実質、池田良太郎×上甲尚弘 2人展となっております。
以下、ステートメントより。
池田良太郎・伊藤メイ子・上甲尚弘の写真家、
3名によるグループ写真展。
3名によるグループ写真展。
私、池田良太郎の呼びかけに応える形で始まった本展。
作風も年齢もバラバラだけどどこか尖っていて、
愛おしいそれぞれの作品達。
3名の写真を見た後の印象は黒から透明、
または透明から黒へグラデーションのように変わっている事でしょう。
抽象的で感覚的だけど、そんな曖昧さを愛しく、大事に思う今日この頃。
または透明から黒へグラデーションのように変わっている事でしょう。
抽象的で感覚的だけど、そんな曖昧さを愛しく、大事に思う今日この頃。
そんな曖昧さも写真の楽しみなのかもしれません。
限られた期間ではありますが、
是非、グラデーションの印象と余韻に浸りにいらっしゃって下さい。
普段はwebデザイナーとして勤務しながら、
日々の暮らしの中での一瞬、
自然の中に身を置いたとき、
美しいと思った瞬間が写真に収められています。
そこには特別なものは写っていないけれど、
素直に作者の目線を感じることができます。
池田さんにとって写真を撮ることというのは
コミュニケーションの手段のようにも感じます。
レンズを通してみたとき、まっすぐ物事が見えて
人や自然と向き合うことができる。
奇をてらっていない写真から伝わる素直さは羨ましくもあります。
一方、上甲 尚弘さんは、写真専門学校を卒業後、
アシスタント、スタジオカメラマンを経て
現在フリーランスで活動するカメラマン。
コンセプチュアルな作品が目を引きます。
『インターネットが普及し、私たちの情報がネット上で拡散されている。
この情報は私そのものであり、私だ。私はその中に存在している。
ここにいる私が本物の私ではあるが、世間からすると、
ネット上に存在する私の方が私だ。
情報は誰でも操作できる。そして、操作された情報はすぐに拡散される。
私の情報にあなたの名前がのるだけで、あなたは私になることもできる。
逆もしかり。私はとても曖昧で、とても希薄な存在のように思う。』
極限まで加工されて、アイコン化された人々。
その中で裸のような格好で歩き回るひとりの人間から、
そこから抜け出したい何かを求めて彷徨っている様に感じ取れます。
それが作家本人なのかはわかりませんが、
閉じ込められているような、自由なような、
それが作家の感じている現在の社会、ということなのでしょうか。
ギャラリー奥の壁には、池田さん撮影、上甲さん編集の映像も流れております。
両作家とも平日は不在ですが、
光あふれるギャラリーには静かな時間が流れています。
土日は、美味しい飲み物とお菓子をご用意してお待ちしております。
とのことですので、この機会にぜひお越しください。
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とのことですので、この機会にぜひお越しください。
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2016/12/6(火)〜12/11(日)
11:00〜19:00(最終日は18:00まで)
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2016/12/13(火)〜12/23(金)
11:00〜19:00(12/19・月休廊)
さまざまな表現者による、タンバリンの響宴。
7年目の今回は、史上最多の104作家の共演です。
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