2016年10月12日水曜日

イケダユーコ「flow」

こんにちは、スタッフの二宮です。

 イケダユーコ「flow」、始まっています。




イケダユーコさんは1980年広島県生まれ、大阪在住。
2004年から、関西を中心に個展を通して作家活動をはじめ、
雑誌や書籍のイラストレーションの仕事も行っています。
今回は、関東での初個展となります。










銅版画、水彩、刺繍、ドローイング、、さまざまな技法で表現するイケダさん。
その時々で、一番自分の気持ちに添った方法で、制作しています。

最新作の「flow」シリーズは、少し濁りのあるアブストラクトな印象の水彩画です。







「時期によって描きたいものが変わるんです。
 毎日、絵を描いて、インスタグラムにアップしているので、
 その日、その時に描きたいものを描く、という習慣がついているのかも。」
というイケダさん。

イケダさんは様々な手法を、自分の表現手段として持っていますが、
どのやり方を使っても、一環したイケダさんらしさがにじみ出ています。
それはプロフィールを書く文字や、サインにまで現れています。

絵は、その人そのものだから、
その人の癖や空気や匂いが、隠そうとしても隠しきれず、
にじみ出ている絵が、わたしは素直で好きです。

「風の音をきく たよりにする夜」
「太陽に咲く 光ある場所へ」
「雨がたくさん降る夜 ふたをして 閉じ込めた」

キャプションに書かれている作品のタイトルもまた、
短い詩のようで、たっぷりとした空気を含んでいます。







意図して描くものより、そのときの状況で描きながら現れてくるものの方が
しっくりと来るものが多いそうで、

「あぁ、そうかー。うんうん、
 あれ、なんでこうなるんやろう〜、うん、でもこれもいいなぁ〜。」

といった具合に、
絵と呼応しながら、その時の様子を描き出しているようです。
最近はより自由に、いろんなことにとらわれずに、描けるようになって来た
というイケダさんは少し嬉しそうで、絵もまたのびのびとした美しさがありました。







東京で個展をするなら、最初はタンバリンがいい。とずっと思いながら、
3年越しでようやく決意して個展を開くことを決めてくれたイケダさん。
実はわたしも濱口も、ずっと昔からイケダさんのことを知っていて、
是非ここでやってもらいたいなあと思っていたのでした。

念願叶っての開催に、しみじみとしたものを感じながら、
初日、ゆったりとした気持ちで作品を鑑賞しました。








作品の他に、2017年のカレンダー、小箱、レターセット、
石膏の小さなオブジェ、ポストカードなど、グッズも豊富で楽しいです。

また、15(土)には18時より、
イシカワアユミさんの音とともに、ライブドローイングが行われます。
swan cofeeの珈琲、AO/中西ゆうこさんのお菓子の販売もあります。
1500円/1drink付き。予約不要ですので、お気軽にお越しください。

イケダさんは会期中は毎日在廊の予定となっています。
ぜひ、足をお運びください。

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イケダユーコ「flow」
2016/10/11(火)〜10/16(日)
11:00〜19:00(最終日は18:00まで)
※15日(土)はイベントの為17:00まで

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2016/10/18(火)〜10/23(日)
11:00〜19:00(最終日は18:00まで)
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