「原優子縫いぐるみ作品展 / 窓辺のキオク。」始まっています。
原優子さんは、縫いぐるみメーカー企画デザインを経て、
現在フリーでオリジナル縫いぐるみの制作・販売の他、
映画や絵本のキャラクターの立体化などを手掛けています。
タンバリンギャラリーでは去年に引き続き、2度目の個展、開催です。
「窓辺のキオク。』とタイトルの付けられた本展に、
このような文章が寄せられています。
「小さな頃、憧れの子供部屋を与えられて、
まず始めに考えたのは『出窓には何を飾ろうか?』ということ。
それから、お気に入りの出窓には、所狭しと私の宝物が並んでいきました。
そんな宝箱のような窓辺をを思い出しながら、
どこかの素敵な窓辺に並べたくなるような、縫いぐるみ達を制作しました。」
それから、お気に入りの出窓には、所狭しと私の宝物が並んでいきました。
そんな宝箱のような窓辺をを思い出しながら、
どこかの素敵な窓辺に並べたくなるような、縫いぐるみ達を制作しました。」
「ネムネムペンギン」「夢みるダチョウ」「歌うこぶた」「なまいきヒヨコ」など、
かわいいタイトルの付けられた窓辺でたたずむ縫いぐるみたちは、
愛嬌たっぷりにこちらを見ています。
丁寧に、何度も納得のいくまで型紙を作り直し、
原さんが集めて来たアンティークの布や、
婦人服用の布、手触りのよいボアなど、縫いぐるみ用の布とはひと味ちがう布を選び、
また、色合い、柄、手触りなどに気を配って、丁寧に選ばれた布が、
動物たちの体を形作ります。
そこへ添えられた窓辺や小物が、物語を想像させて、
縫いぐるみにさらなる個性を与えているようです。
綿のつまり具合、縫製のきれいさに、人の手で作ったとは思えない、
しかし人の手でしか作り得ないものを作り続ける原さんは、
「母が裁縫のスパルタだったんです。ボタンつけから、布団のほころびを縫ったり、
全部やらされていました。」
と笑顔で話します。子どもの頃から、その技術を培われていたようです。
「小学校の頃、雑巾を縫う宿題があって、雑巾がなにかもよくわからずに、
糸をピンクにしたり、ウサギのアップリケをつけたり、
すごく可愛いものを作ったのだけど、
使ったら一瞬で真っ黒になって、悲しかったです。」
というかわいらしいエピソードも。
また、昭和40年代に刺繍家の久家道子さんが考案した「リングワーク」を
原さんが継承し、このたび、本が出版されることとなりました。
4月25日に発売の「リングワークのかわいいもの」を先行で販売、またリングワークの作品も本展でご覧いただけます。
わっかに、糸を巻き付け、かがったりステッチをくわえたりすることで
できあがる絵柄や模様は、グラフィカルで楽しく、
またリングのサイズを変えることで、アクセサリにもバッグにもなったりします。
「フラフープとか、なにか丸いものをみると、全部リングワークにしたくなっちゃう…!」
という原さん。
4/4の土曜日には、サボテンのピンクッションを作るワークショップも開催されます。
まだ若干名、参加できるようですので、
ご希望の方は、原さんのHPより、お申し込みください。
初日には、大人さんから子どもさんまで、多くの方がいらっしゃり、
笑顔になり、声をはずませる様子が伺えました。
ぜひ、様々な角度から、また手に取って、縫いぐるみたちを眺めてみてください。原さんは、木曜日をのぞき、毎日在廊の予定となっています。
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原優子縫いぐるみ作品展 / 窓辺のキオク。
2015/03/31(火)〜 04/05(日)
11:00〜19:00(最終日〜18:00)
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山形潔香 / " TIMELESS "
2015/04/07(火)〜 04/12(日) 11:00~19:00(最終日~18:00)
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