2014年11月11日火曜日

鈴木紗穂 / いろてがみ

こんにちは、スタッフの二宮です。

鈴木紗穂 / いろてがみ、始まっています。





鈴木紗穂さんは、フリーランスのイラストレーター。
タンバリンギャラリーでは2年ぶりの個展となります。












淡く柔らかい線の重なりと余白で構成された絵は、
すべて色鉛筆とシャープペンシルで描かれています。

動物の毛並みが、
血液の流れのようでもあり、筋肉の筋のようでもあり、
風や空気を感じたり、森のざわめきだったり。
軽やかに見えたり、力強く見えたり、
見る程にいろいろな感覚を覚えます。


鈴木さんが今のスタイルで描くようになったのは、今年に入ってから。
それまでも、色鉛筆で描いていましたが、もう少し違うタイプの絵でした。

「今年に入って、どこか抜けた感じがあって、
 やっと、気持ちよく描けるようになりました。
 それまでは、ちょっと変わった感じがいいのかな、とか
 毒のある感じとか、ねらって描いている部分があって、
 それがすごくいやだったんです。すごく悩んでました。」


悩んでいるときも、
身近な人、尊敬する人、信頼をおける人、先輩、先生、
いろんな人のアドバイスを聞いて、自分なりに解釈し、
取り入れて試しながら、自分の中で確認しながら、
本当に描きたいもの、表現したい感じを模索していたそうです。
何度も、やめようと思ったときもあったとか。










鈴木さんは、2012年10月にタンバリンギャラリーで初めての個展を開いています。
そのときのことを話していると、

「自分の描いて来たものを並べて見てくださいっ!という感じで展示して、
 そのときは一生懸命だったんだけど、いま思うと とても恥ずかしい、、
 若かったんですね。。」
という鈴木さん。

きっと、その恥ずかしい、があるから、いまにたどり着いたんだと思います。
色鉛筆で、ずっと自分の表現と向き合いながら描き続けて来たからこそ、
抜けられたのだなぁと、展示を見ながら思いました。






今回は、ひとつひとつ手作りの、ピアスとブローチも、数量限定で販売しています。
こちらは、早い者がち、ですので、お早めにどうぞ。






鈴木さんは、毎日、終日在廊の予定。
15日土曜日には、アートワークを手がけられた、
ウクレレとガットギターのフォークデュオヤマモトダ」のミニライブもあります。
15:00〜と17:00〜(各回30分)です。こちらもご都合よろしければ、ぜひ。

淡い色彩と繊細な線は、写真では伝えきれないものがあります。
ぜひ、会場で近づいたり離れたりしながら、ご覧ください。
常に自分と向き合い描き続けている鈴木さんは留まることなく、
きっとこれからも変化していくのだと思います。
どんな風に表現が広がっていくのか、とても楽しみです。



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いろてがみ

鈴木紗穂 個展

2014/11/11(火)〜11/16(日)

11:00〜19:00(最終日〜18:00)

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きもちいいやつら / 高級巾着気持良良

2014/11/18(火)〜11/23(日)

11:00〜19:00(最終日〜18:00)
 お披露目パーティ 11/18(火)18:00〜20:00

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2014年11月4日火曜日

鈴木千佳子 / メゾンブーケ

こんにちは、スタッフの二宮です。


「鈴木千佳子 メゾンブーケ」、始まっています。





鈴木千佳子さんは、イラストレーターであり、デザイナー。
アートディレクター、デザイナー、イラストレーターである寄藤文平さんの主宰する
文平銀座」に所属し、イラストレーションやデザインの仕事に携わっています。

今回の個展では、
職場のある外苑前から、お住まいの青山一丁目、千駄ヶ谷方面まで、
鈴木さんが普段目にする日常の風景が描かれています。







「このあたりを歩くのは、徹夜明けの朝7~8時頃や、休日のさんぽの時です。
 歩いてて、好きだなって思うところを写真に撮りためてて、そこを描きました。」
と、描かれるのはすべて、植物のある日常風景。

塀の隙間から生えて来る草花、ひしめきあう鉢植え、もりもりの植え込み、
無造作に植えられたであろう花壇、
敷地に収まりきらないあふれんばかりの草、花、蔦、葉っぱ。

それらが万年筆で、限られた色で、丁寧に綿密に描かれています。








『メゾンブーケは、千駄ヶ谷の鳩森八幡神社のすぐそば。
 築40年は経っていそうな、7階建てマンションで、外壁は緑のタイル貼り。
 私の好きな庭のひとつが、そこにある。
 庭と言っても、ほんとうに小さな、花壇のようなもの。』







来た方に、自由に持って帰っていただきたい、ということで
会場で配布している「メゾンブーケおさんぽMAP」には、
鈴木さんのエッセイもおさめられていて、さんぽの様子が伺えます。

「普段、いつも歩いていて、頭のはしっこに残っていた風景を絵におこしてみると、
 ぼんやり歩くことの気分のよさを、また思い出して、
 いいものだなと思いました。」

と入り口入ってすぐの挨拶文にあるように、
鈴木さんの絵をみていると、さんぽっていいものだな、と思い、
つい外に出たくなりました。この辺りをさんぽして、
わたしも実際の「メゾンブーケ」を見に行ったり。


朝、駅からの道のりで、
草木の生い茂る遊歩道だったところに塀ができていて、
工事中の看板が立ち、地面が掘り起こされているのを横目で見ながら、
心がカサカサしながらギャラリーに到着すると、
扉を開けた瞬間に、
たくさんの植物、名のない草花が目に飛び込んで来て
なんだかほっとしました。

人の心にあるものは、誰の手によっても消せないし、
大げさかもしれないけれど、鈴木さんの絵によって
このあたりの草花は守られた、と思うと、
絵に残ることにほっとしました。







鈴木さんのスケッチが集められたBOOK、お仕事で描いたMAP、
そのMAPがおさめられデザインも手がけられた
「世界のともだち」シリーズの本(偕成社)、
どれもとても丁寧な作りです。
その丁寧さは、鈴木さんのすべてに共通しているように感じました。

ぜひ立ち寄って、絵に近づいて、本を手に取って見てください。
鈴木さんは、土日在廊の予定で、
平日も来られるタイミングで覗きに来ます、とのことです。

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2014/11/04(火)~11/09(日)
11:00~19:00(最終日~18:00)


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2014/11/11(火)〜11/16(日)
11:00〜19:00(最終日〜18:00)

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2014年10月29日水曜日

『LOU』 Lou Reed Tribute Group Show

こんにちは、スタッフの二宮です。

『LOU』 Lou Reed Tribute Group Show、始まっています。




ルー・リード(Lou Reed, 1942年3月2日 - 2013年10月27日)は、
アメリカニューヨーク州ブルックリン出身のミュージシャン。
その挑戦的ながらポップさを兼ね備えた音楽性、
陰翳と知性に富むヴォーカル・ポエトリーリーディング、
人間の暗部を深く鋭く見つめる独特の詩世界は
デヴィッド・ボウイに多大な影響を与え、後のパンク・ロック/
ニュー・ウェイヴ、オルタナティヴ・ロックにも大きな影響を与えた。
ロック界における芸術性、ひいては文学性のイノベーションと向上に
多大な影響を与えた音楽家の一人である。(wikipediaより)



2013年10月27日(日本時間で28日の朝)に逝去したルー・リードの命日に
何かできないかと、イラストレーターの那須慶子さんの
声かけによって集まった

「LouReed一周忌を黙って過ごせない、
 LouReedを愛するArtistのGroup Show」

【参加作家】
岡田美香(Mika Okada)Illustrator、Artist
川上尚見(Naomi Kawakami)Photographer
込山大祐(Daisuke Komiyama)GraphicDesigner
塩井浩平(Kohei Shioi)Illustrator
菅井葉月(HatsukiSugai)BrandDirector、Artist
信濃八太郎(Hattaro Shinano)Illustrator
田沢ケン(Ken Tazawa)Illustrator
田中ぞね(ZoneTanaka)EventDirector、GraphicDesigner
丹下京子(Kyoko Tange)Illustrator、CMPlanner
那須慶子(Keiko Nasu)Illustrator、Artist
Niu(Niu)Artist、Fashion Model
野口浩史(Hirosh iNoguchi)Photographer
真舘嘉浩(Yoshihiro Madachi)ArtDirector、GraphicDesigner
山路紳多郎(Shintaro Yamaji)ArtDirector、GraphicDesigner

【Message】 
合田佐和子(Sawako Goda)Artist







会場には、ルー・リードの音楽が流れ、
映像が投影され、15名のアーティストの方々の、
ルー・リードへの想いを込めた作品で埋め尽くされています。













主宰の那須慶子さんの、ルー・リードとの出会いは、
小学生6年生の頃、お姉さんの持っていた雑誌『Music Life』で初めて見たとき。

「目が死んでる…」

そのときの印象が忘れられず、ずっと気になって見ているうちに好きになり、
音楽へと入っていったそうです。

「今回は彼の、黒目がちの目を描きたくて。」

それから、

「わたしがいつも黒を着ているのも、彼のおかげです。」

というほどに、那須さんの人生において、
ルー・リードはなくてはならない存在だということが、見てとれます。


今回のフライヤーのデザインも手がけている
アートディレクター/グラフィックデザイナーの真舘嘉浩さんは、

「中学生の頃、AMラジオから『Walk on the wild side』が流れて来て、
 ちょうど夏の時期で、その音の乾いた感じとか、
 すごくかっこよかったんだよね…」

と、初めてルー・リードを聴いた時のエピソードを語ってくれました。

「ルー・リードは、言葉の人だなと思うから、今回は言葉の作品を。」

会場入口の扉も、真舘さんの即興で、その場で文字が作られていきました。





以下、ひと言ずつですが、レセプションのときに紹介があった、
作家の方からの作品についてのコメントです。


「誰でもない、暗闇の中にいるルー・リードを。」(Niuさん)


「1992年、NYにて。リムジンから降りて来たルー・リードに握手をもとめた、
 そのときの電撃感を表しました。」(山路紳多郎さん)


同じ時期に、同じ青春感でルー・リードを聴いていた岡田美香さんと菅井菜月さんの
コラボレーション作品について。
「ルー・リードといえば、ヴェルヴェット・アンダーグラウンド、そしてウォーホル。
 ウォーホルは傍観者であり、またルー・リードも傍観者であったと思うんです。
 その様子を表現しました。」(岡田美香さん、菅井葉月さん)


「Transformer時代のルー・リードが好きで、
 モデルを使ってそのモノクロの世界を表現しました。」(野口浩史さん)


「10代の頃から好きで、好きすぎて1枚に選べず、Transformerの時代と、
 後期のルー・リードを描きました。
 ルー・リードの声にやられているので、絵を観て声を感じていただけたら…。」
(塩井浩平さん)


「作品のタイトルはSUNDAY MORNING。
 日曜になるとあの曲が流れて来て、窓をあけるとこの景色があります。」
(川上尚美さん)


「ウォーホルにやらされている感のヴェルヴェット・アンダーグラウンドです。
 ほとばしるパッションを込めて、描きました。」(丹下京子さん)


「ルー・リードとメタリカのコラボアルバム。主人公の少女が
 物思いにふけっている様子です。ルー・リードはモノクロのイメージだけど、
 頭の中はキレイな色がきっと流れているんだと思います。」(込山大祐さん)


「好きすぎて、想いがこもり過ぎるとだんだん描けなくなって、
 分裂していったり、深まった想いが乗り移った作品です。」(田中ぞねさん)


それから、
ルー・リードのEP盤『Walk On The Wild Side: The Best Of Lou Reed (77)』
ジャケット違いの日本盤の装画を担当された、合田佐和子さんから
今回はメッセージが届いています。


、、、と、ひと言では書ききれませんが、
それぞれの方の、それぞれの想いがあります。

何かに対して情熱的になれるということはとても幸せなことで、
紆余曲折してもいつも立ち帰る場所が心の中にあり、
そこから溢れてくるものは、つよく、温かいです。
そんな空気が会場には漂っています。











ルー・リードを知っている方も知らない方も、
ぜひ、15名のパッションを通して、ルー・リードを体感してみてください。


会期中は様々なイベントも予定されています。


【Event】
 2014/11/01 (土) 15:00~16:30
 トークショー S-ken & サエキけんぞう
  ¥500ワンドリンク付き

 2014/11/02 (日) 16:00〜 ClosingParty
 BeatBox Reatomo 投げ銭ライブ 
 DJ:Niu/Keko/Madachix

こちらも、あわせてお楽しみください。


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『LOU』
Lou Reed Tribute Group Show

2014年10/28(火)~11/02(日)
11:00〜19:00(最終日〜18:00 )

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メゾンブーケ
鈴木千佳子ドローイング展

2014/11/04(火)〜11/09(日)
11:00〜19:00(最終日〜18:00)



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2014年10月22日水曜日

大社優子 / niji ー虹ー


こんにちは、スタッフの二宮です。

「大社優子 / niji ー虹ー」、始まっています。




大社優子 さんは2010年、2012年、2013年と
コンスタントにここタンバリンギャラリーで個展を開催しています。


2014年の今年のテーマは、
鎌倉にある世界各国の布や材料を扱う小山千夏さんのお店「fabric camp 」
真鶴にてオリジナルの洋服、小物をご夫婦で制作、販売している「スクランプシャス
そのふたつの洋服のオーダー会が「fabric camp」で行われ、
そこでオーダーされた方々を、大社さんが鎌倉や真鶴で撮影する
というプロジェクトから始まっています。





大社さんが撮影した写真を、坂本真衣子さんの手で作られた
美しい装丁によってくるまれ完成した大きな写真集、
「fabric camp」と「スクランプシャス」の服や布、小物、それぞれが作った本を、
今度は、大阪・星ヶ丘にあるソーイングテーブル・カフェで展示をしました。
それらの一連の流れ、鎌倉、真鶴、星ヶ丘をつなぐ架け橋として
小山千夏さんがつけたタイトルは「虹」
そして、その「虹」は、タンバリンギャラリーまで伸びてきました。

鎌倉と真鶴、星ヶ丘の風景と、そこを拠点とする人々、集まって来た人たち、
「fabric camp」の布をつかって「スクランプシャス」が仕立てた洋服を着る人々、
それらの写真が、大社さんの想いとともに、ギャラリーに詰まっています。







そして今回は初めての試み、ギャラリーの奥のスペースに、
「RAINBOW STUDIO」と名付けたフォトスタジオができました。
大社さんが在廊中に、カメラマンとなり、写真を撮ってくれます。





大社さんの撮る人々は、いつも溢れ出しそうな笑顔をカメラに向けています。
ほんとに、みんないい顔をしていますね、と話すと
被写体がいいから〜、と大社さんは言いますが、
初日に撮影の様子を見ていると、和気あいあいと楽しそうで、
なるほど、それでこの表情が生まれるんだなぁ、と納得しました。





今回の個展の内容を決める前に、ほんとうは別のものを考えていたそうです。
それでも、それは、2014年の今、やることとは違う。と思い直し、
「虹」プロジェクトの着地点にすることを決断したそうです。
「今、こうして生まれているつながりのきっかけになったのは永井さん
 (永井宏 = 美術作家、タンバリンギャラリーの創立スタッフ。2011年他界。)で、
 そこからどんどんと世界が広がって行ってて、
 鎌倉、真鶴、星ヶ丘と架かった虹の着地点はやっぱりタンバリンだな、
 と思ったらとてもしっくり来たんです。
 それが、今年、自分がやってきたことだから。」
と真剣なまなざしで語る大社さんは、自分にとても正直でまっすぐだなと思いました。






初日に駆けつけてくれた「スクランプシャス」のおふたりと大社さん。



ここではまだまだ語りきれないストーリーがたくさん詰まっています。
ぜひ、会場で大社さんと話されてみてください。

満面の笑みでお待ちしております。


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2014/10/21(火)〜 10/26(日)
11:00〜19:00(最終日〜18:00)


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NEXT EXHIBITION>>
Lou Reed Tribute Group Show

2014年10/28(火)~11/02(日)
11:00〜19:00(最終日〜18:00 )

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