「鈴木千佳子 / メゾンブーケ」、始まっています。
鈴木千佳子さんは、イラストレーターであり、デザイナー。
アートディレクター、デザイナー、イラストレーターである寄藤文平さんの主宰する
「文平銀座」に所属し、イラストレーションやデザインの仕事に携わっています。
今回の個展では、
職場のある外苑前から、お住まいの青山一丁目、千駄ヶ谷方面まで、鈴木さんが普段目にする日常の風景が描かれています。
歩いてて、好きだなって思うところを写真に撮りためてて、そこを描きました。」
と、描かれるのはすべて、植物のある日常風景。
無造作に植えられたであろう花壇、
敷地に収まりきらないあふれんばかりの草、花、蔦、葉っぱ。
それらが万年筆で、限られた色で、丁寧に綿密に描かれています。
築40年は経っていそうな、7階建てマンションで、外壁は緑のタイル貼り。
私の好きな庭のひとつが、そこにある。
来た方に、自由に持って帰っていただきたい、ということで
会場で配布している「メゾンブーケおさんぽMAP」には、
鈴木さんのエッセイもおさめられていて、さんぽの様子が伺えます。
「普段、いつも歩いていて、頭のはしっこに残っていた風景を絵におこしてみると、
ぼんやり歩くことの気分のよさを、また思い出して、
いいものだなと思いました。」
と入り口入ってすぐの挨拶文にあるように、
鈴木さんの絵をみていると、さんぽっていいものだな、と思い、
つい外に出たくなりました。この辺りをさんぽして、
わたしも実際の「メゾンブーケ」を見に行ったり。
朝、駅からの道のりで、
草木の生い茂る遊歩道だったところに塀ができていて、
工事中の看板が立ち、地面が掘り起こされているのを横目で見ながら、
心がカサカサしながらギャラリーに到着すると、
扉を開けた瞬間に、
たくさんの植物、名のない草花が目に飛び込んで来て
なんだかほっとしました。
人の心にあるものは、誰の手によっても消せないし、
大げさかもしれないけれど、鈴木さんの絵によって
このあたりの草花は守られた、と思うと、
絵に残ることにほっとしました。
会場で配布している「メゾンブーケおさんぽMAP」には、
鈴木さんのエッセイもおさめられていて、さんぽの様子が伺えます。
「普段、いつも歩いていて、頭のはしっこに残っていた風景を絵におこしてみると、
ぼんやり歩くことの気分のよさを、また思い出して、
いいものだなと思いました。」
と入り口入ってすぐの挨拶文にあるように、
鈴木さんの絵をみていると、さんぽっていいものだな、と思い、
つい外に出たくなりました。この辺りをさんぽして、
わたしも実際の「メゾンブーケ」を見に行ったり。
朝、駅からの道のりで、
草木の生い茂る遊歩道だったところに塀ができていて、
工事中の看板が立ち、地面が掘り起こされているのを横目で見ながら、
心がカサカサしながらギャラリーに到着すると、
扉を開けた瞬間に、
たくさんの植物、名のない草花が目に飛び込んで来て
なんだかほっとしました。
大げさかもしれないけれど、鈴木さんの絵によって
このあたりの草花は守られた、と思うと、
絵に残ることにほっとしました。
鈴木さんのスケッチが集められたBOOK、お仕事で描いたMAP、
そのMAPがおさめられデザインも手がけられた
「世界のともだち」シリーズの本(偕成社)、
どれもとても丁寧な作りです。
その丁寧さは、鈴木さんのすべてに共通しているように感じました。
ぜひ立ち寄って、絵に近づいて、本を手に取って見てください。
鈴木さんは、土日在廊の予定で、
平日も来られるタイミングで覗きに来ます、とのことです。
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2014/11/04(火)~11/09(日)
11:00~19:00(最終日~18:00)
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NEXT EXHIBITION>>
2014/11/11(火)〜11/16(日)
11:00〜19:00(最終日〜18:00)
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