鈴木紗穂 / いろてがみ、始まっています。
鈴木紗穂さんは、フリーランスのイラストレーター。
タンバリンギャラリーでは2年ぶりの個展となります。
淡く柔らかい線の重なりと余白で構成された絵は、
すべて色鉛筆とシャープペンシルで描かれています。
動物の毛並みが、
血液の流れのようでもあり、筋肉の筋のようでもあり、
風や空気を感じたり、森のざわめきだったり。
軽やかに見えたり、力強く見えたり、
見る程にいろいろな感覚を覚えます。
鈴木さんが今のスタイルで描くようになったのは、今年に入ってから。
それまでも、色鉛筆で描いていましたが、もう少し違うタイプの絵でした。
「今年に入って、どこか抜けた感じがあって、
やっと、気持ちよく描けるようになりました。
それまでは、ちょっと変わった感じがいいのかな、とか
毒のある感じとか、ねらって描いている部分があって、
それがすごくいやだったんです。すごく悩んでました。」
悩んでいるときも、
身近な人、尊敬する人、信頼をおける人、先輩、先生、
いろんな人のアドバイスを聞いて、自分なりに解釈し、
取り入れて試しながら、自分の中で確認しながら、
本当に描きたいもの、表現したい感じを模索していたそうです。
何度も、やめようと思ったときもあったとか。
鈴木さんは、2012年10月にタンバリンギャラリーで初めての個展を開いています。
そのときのことを話していると、
「自分の描いて来たものを並べて見てくださいっ!という感じで展示して、
そのときは一生懸命だったんだけど、いま思うと とても恥ずかしい、、
若かったんですね。。」
という鈴木さん。
きっと、その恥ずかしい、があるから、いまにたどり着いたんだと思います。
色鉛筆で、ずっと自分の表現と向き合いながら描き続けて来たからこそ、
抜けられたのだなぁと、展示を見ながら思いました。
今回は、ひとつひとつ手作りの、ピアスとブローチも、数量限定で販売しています。
こちらは、早い者がち、ですので、お早めにどうぞ。
鈴木さんは、毎日、終日在廊の予定。
15日土曜日には、アートワークを手がけられた、
ウクレレとガットギターのフォークデュオ「ヤマモトダ」のミニライブもあります。
15:00〜と17:00〜(各回30分)です。こちらもご都合よろしければ、ぜひ。
淡い色彩と繊細な線は、写真では伝えきれないものがあります。
ぜひ、会場で近づいたり離れたりしながら、ご覧ください。
常に自分と向き合い描き続けている鈴木さんは留まることなく、
きっとこれからも変化していくのだと思います。
どんな風に表現が広がっていくのか、とても楽しみです。
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いろてがみ
鈴木紗穂 個展
2014/11/11(火)〜11/16(日)
11:00〜19:00(最終日〜18:00)
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きもちいいやつら / 高級巾着気持良良
2014/11/18(火)〜11/23(日)
11:00〜19:00(最終日〜18:00)
お披露目パーティ 11/18(火)18:00〜20:00
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