きもちいいやつらとは、まる・みね・なつこ、による3人組ユニット。
2010年に結成以来、タンバリンギャラリーにて年に1度の展覧会を開き、
今年で4回目の開催となります。
「部屋」「人間ウォッチング」「映画」と毎回、
彼女達の中で巻き起こるブームをテーマにしており、
今年やってきたブームは「巾着」でした。
「巾着を額に入れて飾りたい。って思ったんです。」とみねさん。
重厚感のある額に額装された高級巾着が、壁に並ぶ様は美術館さながらです。
3人なりのセンスで決められたタイトルに沿って、巾着に絵を施す最適な技法として、
ひとつの巾着に、3人がそれぞれに絵柄を刺繍しています。
時々、合宿をしながら、あとは、個人での作業で、作品を仕上げていきます。
「刺繍が出来上がってくるまでどういうものをお互いが作るかわからないんですよ。
いきなり絵柄のサイズを間違えていたり、思いもよらないものを作ってきたり…」
と、それぞれにゆだねつつも、その意外性も楽しんでいるようです。
「それがわたしたちのコンセプトなんです」と3人は言います。
なのでその活動は自由奔放、正解も不正解もなく、やりたいことをやる、
というとてもシンプルなもので、
それでも、きちんと発表の場ということを考えて、
3人でひとつの巾着を仕上げているものと他に、
みねさん、なつこ(高間菜津子)さんそれぞれの巾着があり、
個人でも刺繍作家として活動しているまる(まるやまあさみ)さんの
作業員シリーズの新作もあります。
メンバーの様々な事情もあり、来年はいったんお休みとなるそうです。
それぞれの人生の中で、それぞれのやり方で創作をしながら、
また時期が来たら3人は集合して、その時のブームをお披露目する。
そういうやり方もひとつとしてあるのだなあと思うと、
「表現するのは誰にでもできる」ということを常々言っていた
タンバリンギャラリーの創始者である永井宏氏の言葉を思い出し、
表現の仕方も、タイミングも、考え方も、まったく自由に
それぞれのやり方でやればいいし、そのひとつのケースとして、
きもちいいやつらの活動は、とてもきもちのいいものだと感じました。
ほぼ毎日、時々3人揃わないときもありつつですが、在廊します。
撮影コーナーや、お土産巾着、刺繍の絵柄がプリントされたワッペンなどの
ワッペンはその場で彼女たちが付けてくれます。
お洋服に付けたり、巾着に付けたり、
みなさんそれぞれに、わいわいと楽しそうです。
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
2014/11/18(火)〜11/23(日)
11:00〜19:00(最終日〜18:00)
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
NEXT EXHIBITION>>
相野谷由起 / 青木くるみ / 河本徹朗
城谷俊也 / 田中ひろみ / 谷村あかね
山本祐司 / 吉澤つぐみ / 吉田利一
2014/11/25(火)~11/30(日)
11:00~19:00 (最終日〜18:00)
11/29(土)クリスマスパーティー 17:00〜
くるくる紙芝居 田中ひろみ
ライブペインティング相野谷由起
ハーブ ギター演奏ani×ume
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
0 件のコメント:
コメントを投稿