「水野 信智/BINARY LAND」始まっています。
水野信智さんは、1990年京都生まれ。
京都、京焼・清水焼の絵付師の両親のもと生まれ、
幼少の頃から絵の世界に触れながら育ち、
大学在学中にサイケデリックアートと出会って以降、
本格的に絵を描き始めます。
今展は、自身の初個展であり、
これまで、人に見せることなく、作品を描きためていたので、
全くの初披露となります。
今回、ギャラリーに並ぶ作品は、ここ2年間のうちに描いたものです。
「私の作品は主にコラージュ作品であり、パソコン上で自分の描いた絵や画像を
配置し、構図・色を検証していきます。
対の関係でモチーフを選んでいきます。
画面の構成がシンメトリーであるのもこの対の関係を意識しているためです。
一つのモチーフの対から、また別の対ができあがります。
モチーフはどんどん多くなっていき画面全体を埋めることになります。」
(タンバリンギャラリーwebサイトより。)
とあるように、あらかじめパソコン上で組み合わせた図案を、
原寸大で出力し、木製パネルへ描き写して行きます。
色はあらかじめ決めている部分と、描き進める中で
色はあらかじめ決めている部分と、描き進める中で
バランスをとりながら決めて行く部分とがあり、
目線の流れを意識して、配色、配置を行います。
何処を切り取っても画面がきまるものがあり、その描き込みの密度に圧倒されます。
目線の流れを意識して、配色、配置を行います。
何処を切り取っても画面がきまるものがあり、その描き込みの密度に圧倒されます。
F100号、F120号などの大きな作品は、
3ヶ月から半年をかけて制作しているそうです。
70年代的なサイケデリックな色彩ではあるものの、
どこかストリートの感覚を持ち合わせてあり、
その組み合わせによって過去、現在、未来が交差し、
懐かしくも新しい表現が生まれています。
「50年後、100年後に見ても古くならない作品を作りたい。」
と本人が言うように、粛々と制作を続けながら、
飄々と時代を飛び越えて行く感覚が、水野さんにはあるように感じました。
また、モノクロで構成された最新の作品は、
通常の制作方法と同じく、
通常の制作方法と同じく、
デジタルで構成したものを、アナログの手法で描き込み、
作品を完成させていますが、
それを再度、写真に撮ってみると、全くのデジタル、
ピクセル画に見えくるという
手法の行き来のワープ感に、立ち眩みを覚える程。
表現、ということを考えたときに、
時代の空気に合わせるのではなく、
個々の今を表すことで、時代が作られて行くべきだと思うし、
そうあって欲しいというようなことを、
作品全体を見ながら考えていました。
「死ぬまで続けて行くことのスタートを、今日切れたことを嬉しく思います。」
と、初日、レセプションに集まった多くの方の前で水野さんはスピーチしていました。
水野さんは、毎日在廊の予定です。
人が見て、どう感じるのか、聞きたい。という風に本人は言っておりますので、
ぜひ実物を見て、言葉を交わされてみてください。
また、陽が落ちてからは、作品の別の一面もご覧頂けます。
こちらもどうぞお楽しみください。
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2016/05/31(火)〜06/05(日)
11:00〜19:00(最終日〜18:00)
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2016/6/7(火)〜6/19(日)
11:00〜19:00(6/13・月休廊 最終日〜18:00)
11:00〜19:00(6/13・月休廊 最終日〜18:00)
・06/07-12 PAINT WEEK
・06/14-18 PRINT WEEK
1週目と2週目で展示内容が異なります。
・06/14-18 PRINT WEEK
1週目と2週目で展示内容が異なります。
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