デジタルドローイング一筋に克明でグラフィカルな
動植物、環境風景等を描き続けています。
肉筆の描写に対してデジタル処理の表現は その自在さゆえ
技法やアプリケーションの話題が先行してしまいますが
「プリズム」展では、現実の社会情勢や情報の中で
個人がどうしても感じてしまう「負の力」の浸透に対して
日常の原点でもある「見る」「話す」「聞く」をテーマに
どのように現れて来るのかを表現することで
今迄のデジタルドローイングからの脱出を試みているようです。
少し説明が重くなりましたが よりエモーショナルな表現への挑戦に違いありません。
イメージの不思議さとサイケデリックな変化、3次元的な 空間の創造へと、
新たな挑戦をしています。
今の印刷技術への探求によって、表現の拡大をも目指しているようです。
*特に次世代のインクとも呼べそうな、UVインクジェット印刷と紙の選択という新たな表現力への探求は必見です。
*UVインクとは、紫外線硬化インクともいわれます
手に取る事であらたなきっかけになる事をシンボリックに表現したり
REINCARNATION(輪廻)という壮大なテーマの連作や
小型の装飾額に入ったドローイングは何か日常にある
邪気を捉えてくれるようなイメージで構成されて
デジタルワールドのまさに自在な世界を身近に体験できます。
グラフィックアーカイブ(インプレスジャパン社)という本の著者としても活躍中です。
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