こんにちは、スタッフの二宮です。
「大社優子/dark room photo session」始まっています。
年に一度、この季節にタンバリンギャラリーにて個展を開催している
写真家の大社優子さん。
5回目となる今展は、ギャラリーがフォトスタジオであり、舞台であり、
現像室となるひとつの部屋へと変化しています。
DARK ROOMというタイトルのついたこの部屋は、
古く使い込まれたアンティークの家具、小さなビンやマッチ箱、絵はがきなどの小物類、
生きた植物にドライフラワーなど、味わい深い風格を持つものたちが、
部屋の各所から吊るされる、形の違うランプシェードに照らされ、
ひっそりと佇んでいます。
これら部屋の空気を作り出しているインテリアはすべて
大社さんのご友人である野澤昌平さんのコーディネート。
(大社さんが2013-14年に発表した作品シリーズ
〈HEARTS & FLOWER 〉において、被写体となった花を生けたご本人)
そこへ、同じくご友人の渋谷大輔さんの手によって壁やつい立てが作られ、
古い映画の中のような、撮影スタジオができ上がり
普段のギャラリーとは、まったく別の顔を見せています。
撮影を希望される方の個性や雰囲気にあわせて、
その場でシチュエーションを作る大社さん。
作品を照らすような明るい照明ではなくて、
そのものの存在が浮かび上がるような、明るさを押さえた照明で、
この部屋に佇むものを捉えたかった、と大社さんがいうように、
被写体として撮られる方々も、ごく自然な姿が浮かび上がっているように感じました。
昨年の個展では、「RAINBOW STUDIO」と名付けたフォトスタジオを開き、
明るい光をたっぷりと取り入れたギャラリーで、
和気あいあいとした、笑顔あふれる撮影風景が印象的でしたが、
今回は、自然光を遮り、照明を落とした室内で、ひとりひとりと向き合う
よりパーソナルな部分に踏み込んだ、対話のような情景だなぁと思いました。
ひっそりと潜むものと、向き合うのがいまの彼女の心情なのかな、
などと想像しました。
ギャラリー手前のスペースは、撮影前や終わった後に、
コーヒーやワインを楽しめる、HAM CAFEがオープンし、
レコードプレイヤーから流れるあたたかな音色の中で、
みなさん、ゆっくりと時間を過ごされていました。
初日は、夕方からはヤマウシ小屋のケータリングなどがあり、
モロッカンチキン、ハムタマゴサンド、ムラサキイモのサンド、
しめ鯖サンド、生ハムのキッシュ、などが振る舞われました。
会期中は、
27(金)に「pom pom cake」、28(土)に「廣瀬スワン珈琲」と、
日替わりで、ドリンクやフードをご用意しておりますので、
フォトセッションを楽しみながら、少し特別な時間を過ごされてみてください。
撮影をご希望の方は、事前のご予約をおすすめしますが、当日のご参加も可能です。
詳細はこちらをご覧ください。
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2015/11/24日(火)〜11/29(日)
11:00〜19:00 (最終日〜18:00)
11:00〜19:00 (最終日〜18:00)
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