2014年10月15日水曜日

Lacca / 通りすぎた物語たち


こんにちは、スタッフの二宮です。

「Lacca / 通りすぎた物語たち」始まっています。





Laccaさんは、絵本作家を目指し、
関西を中心に展示や制作活動をしています。
今回は、絵本展「Many A only Picture Book 」シリーズの第3段。
2012年に第1段が始まり、第3段の今回が最終章だそうです。










ギャラリーの壁には、
たくさんのカラフルでエネルギッシュな絵と、言葉が並びます。
絵本展の最終章、展示されているのは、絵本にはおさめられていない絵や言葉で、
それらは、日々生活していくなかで、Laccaさんが目を向けたことを拾い上げて
「通り過ぎた物語たち」としてまとめたものです。
それはこれから絵本になるものかもしれないし、
このまま小さな物語でいるのかもしれないし、
まだ行く先のわからない、たまごのような状態です。





ギャラリーの反対側の壁には、
いままで作った絵本、20冊近くが並びます。
その中には、文章をLaccaさんが書き、絵を他の作家さんが描いた
コラボ絵本もいくつかあり、
気に入った作家さんがいると、面識がなくても積極的に声をかけて
コラボをしているそうです。
「まず、自分からキーワードを5つ出して、それに対して絵を描いてもらい、
 その絵を見て、文章を書きます。その文章を渡して、さらに絵を描いてもらったり」
「コラボするときは、いろんな発見が多いです。
 自分で全部絵本をつくるのとはまた別の体験です。」
とLaccaさん。

「絵だけ描くとか、文章だけ書く、とか考えた事があるけど、
 自分はそのどちらもあって自分の表現だなって思ってます。」

尊敬する絵本作家さんの絵本合宿では、
「人のことは気にしないで、自分の好きなように描くのがいい」と言われ、
自分を信じて進もうと思ったそうです。
とはいえ、絵本にしたときの、文字のいれ方とかその他いろいろ、
たくさん研究することがあります。
と、模索しながらも、前に進もうとするLaccaさんの姿がありました。




絵や絵本の他にも、ところどころに、絵の中から飛び出した様な
立体の作品もあります。
描きたいもの、作りたいものがたくさん、次から次へとあふれてくるような印象を受けました。
「なんだか元気をもらいました!」と言って満面の笑顔で帰って行く方もいたり、
会場はポジティブな空気であふれています。




Laccaさんは、会期中、毎日在廊の予定で、
在廊しながらも、絵を描き、壁に増やしていくそうです。
ぜひ、様々な物語をのぞきに来てください。

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 

Many A only Picture Book Vol.3 by Lacca

2014/10/13 (火) ~  10/19(日)
11:00~19:00 (最終日 ~18:00)

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 
NEXT EXHIBITION>>

2014/10/21(火)〜 10/26(日)
11:00〜19:00(最終日〜18:00)

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 

0 件のコメント:

コメントを投稿