こんにちは、スタッフの二宮です。
「ますやま理人 / CALLE」始まっています。
ますやま理人さんは、2004年、青年海外協力隊に参加し、
ニカラグア共和国に赴任されたことをきっかけに、
その後、単身現地へ渡り、スラムの路上で出会った子供たちと関わり合いながら、
壁に一緒に大きな絵を作成し、その様子を写真と映像で記録していく、
という活動を10年ほど続けています。
今展のタイトル「CALLE」はスペイン語で「路上」の意味。
ここ10年間の様子を今展で発表しています。
大きな壁に絵を描く、という活動は、あらかじめますやまさんが
壁に絵のアウトラインを引いたところへ子供たちがハケや手をつかって、
ペンキで色を付けていく、という作業です。
手にペンキをつけた子供たちは、お互いの顔に塗りあったり、
ペンキまみれになりながら、夢中になって色を付けていくそうです。
「子供たちの中には、家がなくマーケットのゴミ置き場の近くで生活している子、
虐待を受けている子、売春をしている子、親がドラッグ中毒になってしまっている子、
貧しいけれど、家族の愛情をたっぷりもらって生きている子、
さまざまな子がいます。
10年くらい通っていると、なかには結婚して子供を生んだ子も出て来て
感慨深いですよ。」
写真に写る子供たちは、無邪気に笑っていたり
いたずらな表情をしていたり、どことなくさみしげな目をしている子もいて、
みんなそれぞれに、なにかを抱えて生きている様にも感じます。
ますやまさんの話を聞きながら子供たちの表情を見ていると、いろいろと見えてきます。
みんなそれぞれに、なにかを抱えて生きている様にも感じます。
ますやまさんの話を聞きながら子供たちの表情を見ていると、いろいろと見えてきます。
「子供たちと一緒になって絵を描いて、それを写真におさめていく、というのが
自分の活動の一環ですが、
『世界のどこかには、こういう場所があって、こういう人たちがいて、
こんな風に生きている。』ということを伝えたいのかもしれません。」
「子供も、大人も、絵を描いているときは、みんな夢中になって、描いています。
まるですべてを忘れているように。」
いままで、大地震のあったハイチや、東北の石巻で子供たちと
大きな絵を描いてきたますやまさん、
「自分の活動は、人が生きるために必要な要素として、
一番には数えられないかもしれませんが、それでも何かしら空間や心を彩り、
人の内側に暖かみを与えるものだと信じていままで描いてきました。」
その様子は、写真や映像を見ていると、その向こう側にいる人達の表情で伝わってくるようでした。
5/23(土)、24(日)は16:00から、スライドショーにて
写真、映像を交えた活動のお話を1時間程度される予定です。
ぜひ、直接その活動にふれてみてください。
ますやまさんは木曜日を除き、全日在廊の予定です。
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11:00〜19:00(最終日〜18:00)
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