こんにちは、タンバリンギャラリーの二宮です。
「HAND & SOUL 2015」始まっています。
鎌倉は銭洗弁天近くにて、小さなアトリエ&ショップ「HAND & SOUL」を営む、
内藤三重子さんと鎌田豊成さん。
年に一度、春を迎える季節に、ここタンバリンギャラリーで
展覧会を開催するようになって今回で5回目となりました。
(前回の様子はこちらからどうぞ。)
まるで時期を見計らったように、空気に暖かさを感じるようになった朝、
車いっぱいにたくさんの宝物をつめて、おふたりは元気にギャラリーへ
現れてくださいました。
糸巻きのランプ、雪かき板で作った椅子、
エジソン電球を使ったワイン瓶のランプは灯台のようであったり、
流木でできているインデアンの男の子や、トナカイの人形は、
どれも表情豊かで、手に持った時、その温もりがずしっと感じられます。
材料のほとんど全てが、どこかで拾い集めてきた宝物ばかり。
「うちはもうそれこそゴミ屋敷のようよ」と笑って話すのは内藤さん。
素材のもっている質感に、おふたりのストーリーが加えられ
作られたものは、自由で楽しさに溢れています。
「毎年、ここに来るまでは、もうこれで最後にしようと思うんだけどね、
ここに来ると、また来年も、って思っちゃうんだよね。」と鎌田さん。
「このギャラリーは白くて四角の箱のような空間ではなくて、
コーナーがあったり、立体的な造作ができるのがおもしろい。
生活の匂いもあるしね。」
とおっしゃるのを聞いていると、ほんとうに、HAND & SOULのものたちは
ギャラリーに馴染んでいるように感じます。
タンバリン創設者の永井宏さんとのご縁で、
2010年より展覧会を開催してきてくれたおふたりですので、
もしかすると、共通する感性を持ち合わせているのかもしれません。
「年々、作るのに時間がかかって、なかなか思うようにいかなくなっててね。」
と鎌田さんはやさしく笑いながらおっしゃりますが、
それでも毎回、新作を持って来てわたしたちを驚かせてくれるのは
残したいものやかたち、メッセージ、アイデアが、
生きることと同じスピードで出て来ているようで、
それが、作品の持つやわらかさや温もりになって現れているように感じました。
ママラチェアーについて書かれた鎌田さんのブログ。
おふたりは、毎日どちらかがお当番体勢で在廊しています。
最終日にはおふたりお揃いです。
ぜひ、HAND & SOULのあたたかさに触れてみてください。
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内藤三重子・鎌田豊成
2015/02/24(火)〜03/01(日)
11:00〜19:00(最終日〜18:00)
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