こんにちは、スタッフの二宮です。
永井宏 " ZUECCA REVISITED 2015 " 展、第二週始まっています。
後半の第二週目は
「Drawing + words & poetry」
写真表現 photographから描画表現Drawingへの移り変わり、
「words」、「poetry」との融合を軸とし 最終作品までの流れを展示します。
(前半の様子はこちらをご覧ください。)
多数の著書を残した永井さんが、最初に詩の様なものを書いたのは
1992年、トレヴィル社より発行された『海を眺めていた犬』にて。
編集長の提案を受けて、散文詩を書いたのが始まりだそうです。
それから、より詩の形態によりそったもの、
言葉遊びのようなもの、ドローイングに詩を組み合わせたもの、
などが生まれていきます。
たくさんの著書の中で、エッセイでは何度か同じ内容の話が登場し、
詩の中にも、同じニュアンスのものがたびたび出てきます。
それは、写真にドローイングやコラージュを組み合わせたり、実験を繰り返しながら、
自分の世界を表現するのに最適な方法を模索していた時代を経て、
伝えたいこと、残していきたいこと、大切にしてきたことが、
言葉となって、より明確に表れて来たように、一連の流れを見ていて感じました。
これは個人的な記憶ですが、
2011年の震災の数日後、当時、永井さんのワークショップに通っていたメンバー宛てに、
永井さんよりメールが届きました。
「詩を書いたり、何かを考えたりするような気になれずにいる人も多いと思いますが、
こういうときこそ、自分に何ができて、何をすべきなのかを、文字に表さなくても、
考えるときだと思います。(〜〜〜)とにかく、みなさん健康が一番ですので、
なるべく愉快になれることを考えながら、この時期を過ごしてください。」
という内容のものでした。
どのようなときでも、自分と向き合い、問いかけながら、
生き抜くという姿勢がそこにはあり、
そしてそのことに随分と勇気づけられました。
さて、1月24日(土)と25日(日)には、
島尾伸三さん、滑川英達さんによる1970〜80年代の写真作品や写真集制作について、
また永井さんとの毎日の長電話やよく語り合ったことなどが語られたトークショー、
象の音楽によるポエトリー・リーディング&サウンドインスタレーション、
中川五郎さん(ex.20th Century's)によるライブなどが行われ、
賑やかであたたかく、また時代を行き来する、タイムスリップのような時間が流れました。
永井さんの作品管理をはじめ、この展覧会にも大きな力を注いでくれた
廣瀬義智さんの焙煎する珈琲「SWAN COFFEE」のカフェサービスもあり、
ギャラリーは珈琲のいい香りに包まれました。
そして来る1月31日(日)には、
Kitchen sistersや斎藤哲夫さんのライブなど、最後までイベントは目白押しです。
ぜひ、タンバリンギャラリー5年目の、
流れのなかの大きなひとつとして開催されたこの展覧会を
見に来てください。
流れのなかの大きなひとつとして開催されたこの展覧会を
見に来てください。
スタッフ一同、お待ちしております。
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〜 5th Anniversary Special 〜
2015/01/20(火)〜01/25(日)
11:00~19:00(最終日~18:00)
第一週:Photograph + + + +
写真表現をベースにした創作の変遷、
[ZUECCA] in a gardenを軸とした展示です。
2015/01/27(火)〜02/01(日)
11:00~19:00(最終日~18:00)
第二週:Drawing + words & poetry
写真表現 photographから描画表現Drawingへの移り変わり、
「words」、「poetry」との融合を軸とし 最終作品までの流れを展示します。
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dope展
2015/02/03(火)〜02/09(日)
11:00〜19:00(最終日〜18:00)
*レセプションパーティ 02/07(土)
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