こんにちは、スタッフの二宮です。
dope個展「1851」がスタートしました。
dopeは、1851年に発明された写真技法を用いて
自作のカメラで作品を制作しているアート集団。
自作のカメラで作品を制作しているアート集団。
今年1月に二階調サトシ(SHOHEI×河村康輔)「初夢」展にて
コラボレーションして発表したスリリングな作品群も記憶に新しく、
今回は初個展となります。
1851年に発明された写真技法、写真湿板とは
無色透明のガラス板を硝酸銀溶液に浸したものである。
日本語ではコロジオン湿板、または単に湿板と呼ばれる場合も多い。
(wikipediaより)」
坂本龍馬の肖像写真なんかは、代表的なそれです。
dopeはスケボーを通じて知り合い、活動をスタート。
自作のカメラで写真を撮り、自作の額縁に額装する、というスタイルで、
総ての行程を自分達の手で行っています。
大きな写真を撮るには、大きなカメラが必要なため、自分で作る。
厚みのあるガラス板を額装するための額が他にはないから、自分で作る。
「ないから、作ってるんです。基本、なんでも作れますよ。
シンプルなものだったら笑。」と語るのは谷口さん。
できあがった作品は非常にクールで、ふたりとも飄々としていますが、
そうサラリと言ってしまえるには、かなりの技術と情熱が注がれていると感じました。
普段はフリーランスのカメラマンとして
デジタルカメラで撮影をしている小山さんは、
「デジタルになると撮影そのものよりも、画像処理の方が重要になってくる。
そこへ写真を撮るということへの矛盾と反動があって、
この方法で撮影することがすごくしっくり来ています。」と話していました。
「薬品の定着具合も、気候や天候で変わってくるから、
何をどういった条件で撮るか、というところまで計算して撮影する、
その行程すべてが、面白い。
そしてその作品は、100年たっても色褪せることなく残るんですよね。」
今回展示しているのは、dope周辺の物、人、植物、風景など。
それからスケボーにまつわる作品と、
大友克洋氏の原画を河村康輔氏がコラージュした作品を
dopeが1M×1Mのサイズに撮影したもの、
dopeグッズとして販売する、スケボーをカットして作ったお香立ても、
「一日のうち、4分の3はスケボーしてー、って思ってますね。」と小山さん。
今後、dopeが何に注目し、何を100年残したいと考え、
どういう方法で形にしてくるのか、興味が尽きません。
さて突然ですが、最終日の13日(日)には、
タンバリンギャラリーがカメラになります。
タンバリンギャラリーがカメラになります。
ギャラリーの前の景色を、ギャラリー内に投影する。という試みで、
会場にいる人たちは、カメラの中で、その像をみることができます。
dopeが撮影で使うカメラの中を体験できる、ということです。
文章にすると、全然ピンと来ませんね。笑。
百聞は一見に如かずということで、とにかくいらしてください。
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11:00〜19:00(最終日〜18:00)
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2014/04/15(火)〜04/20(日)
11:00~19:00(最終日〜18:00)
レセプション:04/19(土)18:00〜
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