2020年2月25日火曜日

Human Museum 2019大賞展 「Hidden Place ー もうひとつの場所 ー」 スガミカ 個展


こんにちは、二宮です。

昨年の「Human Museum 2019」にて
大賞を受賞したスガミカさんへの副賞のような形での、
タンバリンギャラリー最後の企画展が
2/18(火)から2/23(日)の日程で行われました。




スガミカさんとはおそらくタンバリンギャラリーがスタートしたのと
同じくらいの長さのおつきあいで、
ずっとずっと作品を拝見し続けてきましたが、
満を持して、ようやく、念願の、
個展を開催していただける機会をこちらからポンとお渡ししました。

Human Museum 2019大賞展「Hidden Place ー もう一つの場所 ー」
展覧会は2/23(日)で終了しましたが、
記録としてブログを書きたいと思います。




グレイッシュな色彩、独特な人や生き物の形、様々なテクスチャ、
スガさんの作品には、出会った時から一貫した色彩があります。
ペインティング、コラージュ、エッチングと
技法を行き来して制作を続けていましたが、
今回はシンプルに、ペインティングで収められた新作が、
スガさんの今の表現として発表されています。





考えすぎると描けなくなってしまう繊細さ、
執拗までに塗り込む絵の作り方、
スガさんが絵に向かうときの心持ちは、
どのようなものだろうと想像するのですが、

スガさんの作品には、表面に見えているものだけではない、
その奥や一つ下のレイヤーに、潜んでいるものがあると感じます。
それは実際に何度も塗り重ね、一度描いた絵を閉じ込めてまた違う絵を描くなど
実質的にも重なりがあることもそうなのですが、
絵に向かう時に、何層もの感情があるからではないかと思います。

だから一言ではいい得ない、
暗さの中に含まれる優しさや
さみしいけれどあたたかい感じや
無垢なまでの傲慢性、など
作品から伝わる空気は相反しながらも共鳴しあっています。




子供の頃の記憶は
その人のルーツを知ると、作品からまた違ったものが語りかけてきます。
なので私は絵を描く人の話を聞くのがとても好きです。
言葉ではなく絵で表現しているのだけれど、
そこに本人の今の声が加味されると、
その世界に一層入り込める気がします。

絵の前に、長く留まる人が多いように感じました。
きっと、人の深いところに届く絵なのだと思います。
また、映画のワンシーンを観ているような
ストーリー性を感じるのも、観る人それぞれの受け取り方ができ、
想像の世界に浸れる楽しさを味わわせてくれます。






これからも、スガさんがどのような気持ちで、
どのような作品を作り続けていくのか、
ずっと観ていたいと思います。

・ ・ ・ ・ ・ ・

スガミカ 個展
2月18日(火)〜2月23日(日) 11:00〜19:00(最終日17:00まで)
レセプション2月18日(火)18:00〜20:00

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2020年2月13日木曜日

Tambourin Gallery Presents「Human Museum 2019」 Meister's choise group exhibition

こんにちは、
タンバリンギャラリーの濱口です。


Tambourin Gallery Presents「Human Museum 2019」
Meister's choise group exhibition

Aikoberry / 稲田聡子 / おおぐりさちこ /瀬崎百絵 / ナカオテッペイ/ 遊

始まっています。

2019年5月21日~6月2日 Tambourin galleryにて開かれた
「Human Museum 2019」でのMeister's choise group exhibitionです。

6名のマイスターの方々よりチョイスされた作家が
新作含めそれぞれの表現の粋を持ち込み展示しました。

6名の作品が並ぶと、改めてマイスターをお願いした方々にアピールできた
力とセンスと表現に思わずうなってしまうことになってしまっています。
是非新しい力を全身で感受していただき
6人をこれからも応援してください。

*goodsやgine , post card, stickerその他いろいろあります。




<上段:遊さん― meisterデハラユキノリさんchoiseです>

水彩画とペン画  どちらも遊さんのミステリアスなロマンティシズムが織り交ざった
Fairy taleな世界で 実は愉しい想いのたけの遊園地です。
― 遊 https://www.instagram.com/umiaoow/


<下段:Aiko Berryさん- meister 竹井千佳さんchoiseです>

アクリル水彩画  ライブ感と臨場感がてんこ盛りな
今のイラストレーションの原点といえるほどの 
スーパーPOPな表現は楽しくてしょうがない毎日が満載です。
*車でさえ浮かれていますから?・・・。
*台湾からの参加です。
― Aikoberry https://rcougiaikoberry.tumblr.com


<上段:稲田聡子さん―meister小渕ももさんchoiseです>

「地球に花がある限り人には安心の根が広がり
 瑞々しい関係が生まれてきます」と私は観ながら感じました。


<下段:瀬崎百絵さん- meister佐々木悟郎さんchoiseです>

勝手な解釈で構いません このまま描き続けてください!
Tokyo tower がつり目ぎみでhigh-heel好きの女性だった事や
John lennonがHeartStyleのサングラスを持っていた事
ようやく知りました。
― 瀬崎百絵 https://www.sezakimomoe.com/




<下段:ナカオテッペイさん- meisterアモーレ★ヒロスケさんchoiseです>

滑稽…面白可笑しい・・・
そんなニュアンスを正面から描くことと
3次元で造ることを ほんとに生真面目に進めている方なのです。
金箔を背景に敷きながら、CATを頭で愛でる美女の画、
「マグロ」「卵」寿司/ソフビ彩色仕上げ-の多分 神様か使者でしょう
のフィギュア― 万歳です。
― ナカオテッペイ http://nakao-teppei.com/

<下段:おおぐりさちこさん- meisterサイトウユウスケさんchoiseです>

すぐ近くにある日常となんか愉し気な夢を
ボールドライン・ドット・小動物のコンビネーションでなんでも手描き表現してしまう
おおぐりさんですが、RISOGRAPHでの表現を探し当てて デリケイトなシーンが完成しました、
フルーツあんみつの世界がよりファンタスティクなNEWWORLDです。
― おおぐりさちこ http://sachikooguri.com/


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Aikoberry / 稲田聡子 / おおぐりさちこ /
瀬崎百絵 / ナカオテッペイ/ 遊
2020年2月11日(火)~2月16日(日) 11:00~19:00(最終日17:00まで)
*レセプションパーティー 2月11日(火) 18:00~20:00

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NEXT EXHIBITION>>

スガミカ 個展
2月18日(火)〜2月23日(日) 11:00〜19:00(最終日17:00まで)
レセプション2月18日(火)18:00〜20:00

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2019年12月12日木曜日

TAMBOURIN GALLERY Final Presents FANTASTIC DAYS 2019

こんにちは、スタッフの二宮です。

TAMBOURIN GALLERY Final Presents FANTASTIC DAYS 2019
始まっています。




2010年、タンバリンギャラリーがスタートした年から
開催している「タンバリンをキャンバスに表現する」でおなじみの
FANTASTIC DAYS
2019年タンバリンギャラリーが閉幕する年に10回目を迎えました。
今年も様々な表現をする方にご賛同いただき、102名の作家にプラスして
歴代タンバリンギャラリーのメンバー5名が加わり、107名の共演となっております。








「いつもタンバリンを受け取ってからの帰り道、
 シャンシャンシャンと音を鳴らしながら歩くのがとても楽しくて」
「タンバリンへの描き心地が気持ちいいです」
「やっぱりタンバリンに描くのは難しかったです」

と、今年も参加者の方から、様々な声をお聞きすることができました。
100名いれば100名の感想、
100名の表現、100名の想いがあります。
その上、10年目にして最後の会となったわけで、
10年分の皆さんの想いを、あちらこちらからありがたいことに
耳にすることができています。







空間や雰囲気というのは形がないので、
確実に、ここに集まってきてくれたみなさんと共に
作り上げたものだと感じています。
私たちは器を用意して、
そこに集まってきてくれた人たちが中身を作って
タンバリンギャラリーは成り立っていたのです。

そんな10年分の蓄積がびっしりと詰まった今回のFANTASTIC DAYSは
例年以上に、なにか、つよいエネルギーを放っているように感じます。







参加作家の椎木彩子さんから以下のように提案頂き、
メッセージカードもご用意しております。

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今回スタッフの皆さんとご相談をして「タンバリンギャラリーへのメッセージ」の
受け皿を考案しました。
「誰でも表現できる」という言葉を永井宏さんから引き継いでずっと外苑前の表現の場
として存在してくださったこのギャラリーに伝えたいメッセージは個々にたくさんある
と思います。今回はその想いを共有する場になるのも良いのではないか、と考えました。
そこで参加者の方々にご協力いただきたいことがあります。
ギャラリーへお越し頂いた際に際に専用紙にメッセージを書いていただきたいのです。
展覧会会期中は参加者じゃなくても来場者の方もご自由にご参加していただければと思っています。

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もしよろしければ、一言いただけたら私たちの宝物になりますので、
ゆっくり作品を眺めた後に、書いていただけたら嬉しいです。





オープニングにはたくさんの方にお集まり頂きました。

12/21(土)には
タンバリンギャラリーから最も近い場所食堂「ことり食堂」による
「出張ことり食堂」

参加作家の大社(おおこそ)優子さんとオダギリミホさんが、
美術作家でタンバリンギャラリーの創設者である永井宏と
仲間と一緒に結成したブルーグラス・バンド
「キッチン・シスターズ」によるライブ

など、賑やかにおこなわれます。

12/22(日)の最終日には
FANTASTIC SAYONARA PARTYとして
21時くらいまでオープンしておりますので、
どうか最後までみなさんと共に過ごせたら嬉しく思います。

FANTASTIC DAYS 2019は、12/16(月)のお休みを挟みまして、
12/22(日)まで続きます。
ぜひ何度でも足をお運びください。

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2019年12月10日(火)〜12月22日(日)
11:00~19:00(12月16日月曜休廊)


2010年、スタート時から年末の恒例企画として開催してきた
「FANTASTIC DAYS」は最後にして10回目という記念すべき会となります。
たくさんの、思い出や出会い、クリエイティブ、思考、
新しいこと、懐かしいこと、心を震わせることがありました。
10年間のことを考えると、果てしない思慮の時間にふけってしまいますが、
今年も様々な表現をする方にご賛同いただき、102名の作家にプラスして
歴代タンバリンギャラリーのメンバー5名が加わり、107名の共演となりました。
ぜひお楽しみください。




青山タルト 足立拓人 家鴨窯 新井淳夫 安齋肇 飯田淳 池田彩香 Yusuke Isao
石橋淳一 伊藤桂司 いぬんこ 上田三根子 植村泰英 牛木匡憲 榎本マリコ 大社優子
小笠原徹 おがたりこ 岡野賢介 オダギリミホ オブチジン 楓真知子 かすやたかし
加納シゲヒロ 鹿子木美 上條絵奈 かわむらともみ 北沢夕芸 北村佳奈 倉科昌高
ケッソクヒデキ 小池アミイゴ サイトウユウスケ 早乙女道春 逆柱いみり さくらいはじめ
佐瀬麻友子 佐藤三千彦 椎木彩子 シバタリョウ JUN OSON 城芽ハヤト 白根ゆたんぽ
シンタニカズコ スガミカ 須川まきこ 杉江篤志 鈴木紗穂 鈴木理子 瀬崎百絵
SO SEA tamai emiko 外山奏瑠 高橋キンタロー たけがみたえ 谷口シロウ 谷奈津美
谷端実 玉置容之 為田彩 チャンキー松本 tupera tupera 寺田順三 戸屋ちかこ
とんぼせんせい NAOKO atsuko nakata 中村幸子 中村菜都子 薙野たかひろ 二宮佐和子
猫屋 花くまゆうさく 花モト・トモコ 原口アキヒコ 原田響 原知恵子 原優子 HAND&SOUL
handmade kind 氷見こずえ 平林義男 福田玲子 保立葉菜 真舘嘉浩 松原光
松本康孝 まるやまあさみ 水沢そら 水野健一郎 ミヤギユカリ 宮島亜希
宮嶋結香 KYOCO MORI 森田MiW YAJ 柳原パト 矢吹申彦 山崎直幸 山崎由紀子
山田心平 山福朱実 山本卓実 YOSHiNOBU Yone ロバとコトリ
若林夏 渡邉知樹
[50音順・敬称略]






<EVENT>
◎12月10日(火) FANTASTIC OPENING PARTY
18:00〜20:00 

簡単なドリンクをご用意してお待ちしております。


◎12月21日(土) FANTASTIC SATURDAY PARTY
16:00~19:00

kotori.jpg

「出張ことり食堂」16:00〜
タンバリンギャラリーに最も近い食堂
「ことり食堂」
店主のんちゃんが作るご飯は、
おいしくてあたたかくて心も体も元気になります。
お互い一番近い場所で、共に歩いて来たように感じています。

FANTASTIC DAYS SATURDAY PARTYで
のんちゃんのご飯が食べられる幸せ。
「出張ことり食堂 in Tambourin gallery」
オープンです。
(text Sawako NInomiya)




kitchen.jpg

「キッチン・シスターズLIVE」18:00〜
キッチン・シスターズは、大社(おおこそ)優子とオダギリミホ が
美術作家でタンバリンギャラリーの創設者である永井宏さんと
仲間と一緒に結成したブルーグラス・バンドです。

メンバー:
大社優子(バンジョー、Vo)
オダギリミホ(マンドリン、Vo)
安部恭治(マンドリン)
佐伯卓也(フィドル)
Dermot(色々)

ブルーグラスという音楽が得意とするジャムセッションのように、
人や場所が楽しく繋がるきっかけになればと思っています。
永井さんは「誰もが表現者になれる」ということをたくさんの人に伝えてきました。
私たちも、写真、絵、言葉、音楽、様々な表現を通じて
自分たちらしい輪を創っていきたいと思っています。


◎12月22日(日) FANTASTIC SAYONARA PARTY
〜21:00くらいまで
FANTASTIC DAYS 2019、そしてTAMBOURIN GALLERYのフィナーレです。
ぜひお越しください。

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2019年11月27日水曜日

逆柱いみり×早川モトヒロ「異獣街道」

こんにちは、スタッフの二宮です。

逆柱いみり×早川モトヒロ「異獣街道」
始まっています。




国内外で高い評価を得、多くのファンを魅了し続ける
逆柱いみりさんと早川モトヒロさん。
どこか共通する世界を持つお二人ですが、
タンバリンギャラリーにて初めての二人展となります。











「早川さん、また展示をやりましょう。」
「僕は逆柱いみりさんと一緒にやりたいです。」

そんなやり取りから始まったこの企画、
逆柱さんからも
「早川さんの絵を見るたびに天才だ!とため息がでるほど好きでしたので
 お誘いたいへん嬉しく思います。」
とのお返事があり、相思相愛な状態で作品同士は非常に共鳴しあっています。

早川さんの新しく導入した技法により、
作品にポップさと明るさと抜け感がプラスされ、
逆柱さんの無限に生まれてきそうな怪獣たちの
アイデアとストーリーとキャラクター性には圧倒されます。

少年時代に誰もが持ったような夢と憧れと想像力が
ずっと続いて大人になった時にアートとして昇華される、
その様を見せてもらっているようです。








ディティールから全体まで、
ぜひじっくりと時間をかけてご覧いただきたいです。

11/30(土)には19時より、逆柱いみりさんによる
「静岡ショボテクノサービス妄念忍者」のライブが開催されます。
入場無料ですのでぜひお楽しみください。

早川さん、逆柱さん共に、土日を中心の在廊の予定となっております。

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 

2019年11月26日(火)〜12月8日(日) <12月2日(月)のみ休廊>
11:00~19:00(最終日は18時まで)

<イベント>
11/30(土) 19時~
静岡ショボテクノサービス妄念忍者
(逆柱いみり)ライブ
入場無料

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 

NEXT EXHIBITION>>


2019年12月10日(火)〜12月22日(日)
11:00~19:00(12月16日月曜休廊)


2010年、スタート時から年末の恒例企画として開催してきた
「FANTASTIC DAYS」は最後にして10回目という記念すべき会となります。
たくさんの、思い出や出会い、クリエイティブ、思考、
新しいこと、懐かしいこと、心を震わせることがありました。
10年間のことを考えると、果てしない思慮の時間にふけってしまいますが、
今年も様々な表現をする方にご賛同いただき、101名の作家の共演となりました。
ぜひお楽しみください。



青山タルト 足立拓人 家鴨窯 新井淳夫 安齋肇 飯田淳 池田彩香 Yusuke Isao
石橋淳一 伊藤桂司 いぬんこ 上田三根子 植村泰英 榎本マリコ 大社優子 小笠原徹
おがたりこ 岡野賢介 オダギリミホ オブチジン 楓真知子 加納シゲヒロ 鹿子木美
上條絵奈 かわむらともみ 北沢夕芸 北村佳奈 倉科昌高 ケッソクヒデキ 小池アミイゴ
サイトウユウスケ 早乙女道春 逆柱いみり さくらいはじめ 佐瀬麻友子 佐藤三千彦
椎木彩子 シバタリョウ JUN OSON 城芽ハヤト 白根ゆたんぽ シンタニカズコ
スガミカ 須川まきこ 杉江篤志 鈴木紗穂 鈴木理子 瀬崎百絵 SO SEA tamai emiko
外山奏瑠 たけがみたえ 谷口シロウ 谷奈津美 谷端実 玉置容之 チャンキー松本
tupera tupera 寺田順三 戸屋ちかこ とんぼせんせい NAOKO atsuko nakata
中村幸子 中村菜都子 薙野たかひろ 猫屋 花くまゆうさく 花モト・トモコ
原口アキヒコ 原田響 原知恵子 原優子 HAND&SOUL handmade kind
氷見こずえ 平林義男 福田玲子 保立葉菜 真舘嘉浩 松原光 松本康孝
まるやまあさみ 水沢そら 水野健一郎 ミヤギユカリ 宮島亜希
宮嶋結香 KYOCO MORI 森田MiW YAJ 柳原パト 矢吹申彦 山崎由紀子
山田心平 山福朱実 山本卓実 YOSHiNOBU Yone ロバとコトリ
若林夏 渡邉知樹
[50音順・敬称略]




<EVENT>
◎12月10日(火) FANTASTIC OPENING PARTY
18:00〜20:00 
簡単なドリンクをご用意してお待ちしております。

◎12月21日(土) FANTASTIC SATURDAY PARTY
16:00~19:00
※詳細は後日お知らせします。

◎12月22日(日) FANTASTIC SAYONARA PARTY
〜21:00くらいまで
※詳細は後日お知らせします。

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2019年11月23日土曜日

原口アキヒコ「空冷の時代展 Air Cooling Era (1940s~1970s)」

こんにちは、スタッフの二宮です。

原口アキヒコ「空冷の時代展 Air Cooling Era (1940s~1970s)」
始まっています。




今回は、昔々、走っていた空冷のエンジンをテーマに版画で制作をしました。
殆んどの作品はVW.Porscheのエンジンをモチーフに
また、それに関わるパーツなども作品化してあります。
作品点数は、大小併せて20点弱を想定しております。

古い空冷エンジンは、何か魅力的で惹かれるものがあります
何故か不思議と。
そこを、自分なりにアレンジし、イメージ化してみました。
全ての作品を並べてみないと、どういう見え方がしてくるのか
自分でも解りません。作品は全て、今年作った新品です2019年Model.
楽しみでもあり、不安もあります。
それでは、皆様のお越しをお待ちしております。
午後は、毎日在廊しています。
サイトより)

原口アキヒコさんは、
グラフィックデザイナーであり、アーティスト。
タンバリンギャラリーでは2015年12月に個展を開催されて以来、
2度目の個展となります。







前回の個展とは技法も内容もガラリと代わり、
今回の作品は全て、1940年から1970年の間に作られた
空冷のエンジンをテーマに版画の技法で制作されています。

空冷エンジンとは、外の空気を使ってエンジンで発生した熱を排熱し、
冷却するエンジンのこと。
ポルシェやフォルクスワーゲン、スバルやホンダなどが空冷エンジンを搭載した
代表的な車を製造していましたが、
エンジンの冷却が安定しないこと、排ガス規制に対応できないこと、
騒音が大きいことなどが理由で、2000年前後に姿を消したそうです。









古い写真や車の設計図を元に、スケッチを起こし、
それをトレースして形を整え、版画の技法で制作されています。
空冷エンジンという形そのものに惹かれて、
その形をおったり、イメージ化したり、自由に表現されている作品が心地よく、
目に飛び込んできます。
私は車やエンジンに関しては全く詳しくありませんが、
原口さんの作品となったエンジンはグラフィックとしてとてもかっこいいです。

今はなきものへのロマンと、愛情と、熱量が作品から伝わってきます。





原口さんのお話やエンジンの説明、印刷や版画のお話もとても面白いです。

11/23(土)17時より、レセプションパーティとライブがあります。
どなたでも起こし頂けますので、この機会にぜひお運びください。


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2019年11月19日(火)〜24日(日)
11:00~19:00(最終日は18時まで)
*レセプション・パーティ&Live Music 11月23日(土曜)17:00〜

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NEXT EXHIBITION>>
2019年11月26日(火)〜12月8日(日) <12月2日(月)のみ休廊>
11:00~19:00(最終日は18時まで)

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